最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

【坂木より】
2016年6月2日開設。現状一日1~2記事の更新です。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。

電動車特売場

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 河南省鄭州の街をフラリと歩いていた時に、電動車特売場(电动车特卖场)なるものを見つけたので、少し入ってみた。

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 日本で電動車と言えば、EVすなわち電気で動く四輪自動車を指すのが一般的ではないかと思うが、ここで言う電動車(电动车)とは、電動スクータや電動三輪車のことを指しているようだ。では中国でEVを指す言葉はというと、電動汽車と呼ばれているのを見かけた気がする。ちなみに中国で電車と言えばトロリーバスやトラムを指したりするので、なんだかややこしい。

 それはともかく。ここでザッとみる限り、標準的な電動スクータは日本円にして5~6万円程度が相場のようだった。中古ならもっと値段は落ちるだろう。なるほど、この値段なら街が電動バイクで溢れるのも頷ける。今でも補助金や税金優遇などがあるのかは知らないけれど。

 以前の記事でも書いたと思うが、今や中国の都市では、人民服の自転車軍団など影も形もない。その代わりにバイク軍団、それもこれらの電動バイクだ。化石燃料タイプは見かけてもオンボロばかりで絶滅危惧種の様相だった。

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 まぁ中国でも日本でも、モータリゼーションが一巡したような気はするけれど、次にどうなるのか、方向性はまだ見えない気がする。NEV(新エネルギー車、中国では新能源車)等も色々考えられているようだが、AIが人間を越えて文明の主役になる時(技術的特異点)もそろそろ近い。既存の延長ではなく、例えば個人乗用ドローンの普及や自家用車所有の原則廃止みたいな、飛躍的な発想で一気に変わる時期も遠くはないのかも知れない。それまで生きているかはわからないけれど。


 ちなみにこういう話は、私が酔っぱらった時に書く妄想なので、あまり真に受けないでください。

【写真】2017年11月
【文章】2019年12月
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逃した栗は大きかった

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 その日、私は大阪から東京経由で厦門に飛び、厦門の空港から、そのまま厦門の市街には行かず、泉州行きのバスに乗って、泉州市までやってきた。初の泉州市、初の福建省だった。

 バスが到着したのは泉州航空飯店というホテルの前だった。この日の宿は予約していたが、ここから1~2㎞ばかりあるようだった。私の旅では、新しい街に来たら、その雰囲気を感じるために、まずはぶらぶらと歩いてみることも多い。ちょうど良い機会なので、フラリと歩いて、この日の宿まで向かうことにした。

 歩き始めてすぐ左側に、写真のような大きな栗を売っている店があった。蒸した栗だろうか。子供の拳くらいはある大きな栗に、少し気持ちが惹かれた。

 だがこの時はまだ投宿もしていないのでキャリーバッグも抱えている。泉州の名物だったら、きっと宿の近くでも売っているだろうし、後に来ることもできる。まずは投宿して落ち着こう、また機会もあるだろうということで、スルーしてしまった。

 だが結果だけ言うと、この後も泉州市内ではほとんど蒸した大栗には出会わず、また市内を巡って宿に戻った後でわざわざ栗だけのためにここに来るには疲れていたりして、結局食べそびれてしまった。

 旅の出会いというのは縁やタイミングのものだとつくづく思う。それは人だけでなく、モノや場所や事象であっても同じで、出会った時に直感的に行動しないと、機会を逸してしまうことも多い。だが、それも悪いことばかりではない。その代わりにできることもある。それに、もし次に訪れることができた時のために、楽しみを取っておいたと思えば良いのだから。

【写真】2019年1月
【文章】2019年12月
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思い出の伊丹空港展望デッキ

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 大阪国際空港。現在ではその名に反して国際線は飛んでいないが、国内路線においては今でも関西の主たる空の玄関口である。その所在地から、伊丹空港と呼ぶことも多い。

 この伊丹空港、昔からターミナルに無料で入れる展望デッキがある。私は、この空港に限らず、空港で時間が余ったら、ふらりと展望デッキを探して訪れてみることはしばしばある。しかし、この伊丹空港の展望デッキは私にとっては特別な思い出のある場所だ。

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 私が物心付いた頃より、父は大手運送会社に勤めていた。主に航空貨物を扱う部門だった。ドライバーではなく事務方であったが、トラブルがあったり急なチャーター便が発生したりすると、父が荷物を積んで空港に走ることもあったようだ。

 私が子供の頃、日本では学校も企業も週休二日制が当たり前ではなかった。父は土曜日はもちろん働いていたし、たまに日曜日に仕事に駆り出されることもあった。私はといえば、土曜日の学校は午前中だけ授業があった。

 そんな当時の土曜日の午後だったか、夏休みだったか、それとも日曜日に父が駆り出された時だったかは忘れてしまったが、父が伊丹空港まで仕事で行かなければならなくなったときに、幾度か私を連れていってくれたことがある。何度か休日の父の会社に入った記憶もあるので、日曜日だったこともあるはずだ。

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 会社の車での空港までのドライブも非日常的で楽しかった。空港に到着して、父が仕事をしている間は、おとなしく待っていたが、それが終わるとよくこの展望デッキに連れてきてくれた。また、仕事が長そうなときは、先にここに連れてきて、飛行機を見ながら待っていたこともあったと思う。

 この頃は飛行機に乗ったこともなかったし、飛行機には鉄道に感じていたほどの旅への憧れみたいなものはなかった。当時は国際空港だったので、たくさんの航空会社の機体が飛んでいたはずだが、どの国のどの会社のものかもわからないし、ただただ色々とりどりの飛行機が飛んでいくのを眺めていた。でも、それだけでも楽しかった。

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 大人になって来てみると、忘れていた何十年も前の子供の頃の記憶や気持ちがふんわりと蘇った。懐かしい思い出である。

 昨今では、仕事ついでに会社の車に子供をのせてドライブしようものなら、問題になりそうな気もする。これがもし今の時代で、私が上司であったなら、公私混同、事故が起こった時の責任、等の観点で諫めるかも知れない。

 もちろん社会が成熟して、より良いルールやモラルが整備され、事故や危険が回避されたり、効率が良くなったり、不正が無くなったりするのは良いことである。ただ自己責任の範疇とのバランスではあるが、ルール等で雁字搦めな社会は窮屈すぎるようにも思う。結局こういうのが大目に見られるのも、古き良き時代だったというべきか、はたまた未成熟な社会だったと言うべきか、私にはわからない。

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 まぁそれらの話はともかく、それなりに便が多い大きな空港の割には、この伊丹空港の展望デッキは滑走路との距離が近く、飛行機が大きく見える。

 成田空港の展望デッキにもよく足を運んだものだが、まるで臨場感が違う。私のような思い出がないにしても、機会があれば一度は足をお運び頂きたいお勧めスポットである。

【写真】2018年11月
【文章】2019年11月

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京都の方除けの神社『城南宮』

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 京都の南部、ちょうど名神高速道路の京都南インターの近くに、城南宮という神社がある。古くから、家相などの方角に関する厄除け、『方除け』の神社として知られている。そこから転じて、引っ越しや旅の厄除け、更には交通安全の神様としても信仰されるようになった。

 最近では減っているようだが、昔は京都を走っている自動車の多くに、この城南宮のお守りが貼られていたものだった。全国的にも知られており、各地から車のお祓いに来られるそうだ。

 正面の鳥居、よく見るとちょっと他の神社の形と違うようで、興味深い。

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 境内や庭園の花々でも有名で、桜や梅、椿、藤、躑躅などの名所でもある。特にお花見シーズンなどは混みあうが、冬場などは境内も空いていて静かだ。

 駐車場が無料なので、ハイシーズンは駐車場に入るのも渋滞するが、閑散期にはガラガラで、気軽に訪れて散歩できるのも良い。

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 こちらは本殿。平安遷都の頃に作られた神社、すなわち1200年以上の歴史を持っている神社だと聞くが、本殿や社殿は比較的新しいもののようだった。

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 本殿の裏側をぐるりと一周することができる。

 周囲に小さな社がいくつかあって、各地の神様が祀られていた。

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 こちらが城南宮の参道(たぶん表参道)。写真に見える小さな鳥居のような、いくつかの枝社が点在している。

 城南宮は幕末期の鳥羽・伏見の戦いに於いて、戦端が開かれた場所である。薩摩軍が城南宮に布陣し、参道に配置された大砲を合図として戦いが始まり、城南宮は激戦の地となったそうだ。

 今はそんな熾烈な戦いがあった歴史があったことも想像し難いくらいに、平和で静かで少しばかり趣のある参道である。

【写真】2019年11月
【文章】2019年11月
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台湾の蚵仔煎

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 先の記事で先に厦門の蚵仔煎を載せてしまったが、ついでに台湾の代表的な感じの蚵仔煎も載せて置く。これ以外でもたくさん食べているし、いろいろなバリエーションもあったので、必ずしもこうだとは限らないが、たいていこんな感じだったようには思う。

 先の記事と見比べて頂いてもよいかも知れないが、こちらのほうは関西のイカ焼き(焼きイカではなくイカ焼き)の牡蠣版、みたいな感じで、ちょっとモチモチブヨブヨっとした生地になっているのが、わかりやすいのではないだろうか。

 甘辛いソースで浸すかの勢いでかけられていることも多く、関西のお好み焼きやイカ焼き、たこ焼きなどでもソースの味が重きを占めるように、こちらもソースの味の割合が多い。というより、このソースをつけないと、ソースのないお好み焼きと同様で、味気ない。

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 写真は台湾の高雄で食べたもので、ここのメニューには牡蠣以外のバリエーションや麺類もあった。

 メニューの赤い部分は、この牡蠣オムレツの亜種で、右から順に牡蠣・エビ・イカ・ミックス・卵のみ、である。下の段の雙蛋はダブル卵、つまり卵増しはプラス5元、ということである。

 厦門のものと同じ名前ではあるが、同じ料理と言ってよいのかは微妙なところである。少なくともどちらも良さがあるし、どちらが美味しいかを議論する意味はないと思う。ただ、どちらが好みか、というなら、私は厦門派かも知れない。

【写真】2011年8月
【文章】2019年11月
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プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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    2016/6/2開設