最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

【坂木より】
2016年6月2日開設。現状一日1~2記事の更新です。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。

泰山斬雲剣

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 斬雲剣なんて書くと、武侠モノに出てくる剣法や技の名前みたいだが、これは泰山を登っている途中で見かけた奇岩の呼称である。

 確かに雲を斬る剣のような形をしている。こういったネーミングの由来を考えたりするのは、昔の人のイメージが垣間見えるような気がして楽しい。

 そういえば中国の山では、奇岩を見かけることも珍しくない。私が登ったことがあるのは泰山、黄山、嵩山、峨眉山、青城山、蒼山くらいなので断定的なことは言えないが、恐らく日本の山よりも圧倒的に奇岩を誇る風景が多かったように思う。

 おそらく地形や風土といった要因もあるだろう。日本はプレートの安定しない島国で火山や断層も多い。中国は大陸の厳しい気候にさらされる。山や岩石の作られ方や組成、あるいは地震や風雪などの自然環境による影響も異なるのは間違いない。逆に言うと、地面や岩石に過去の地球や自然の変動の記録が残っていることも多いはずなのだ。地学を知れば、世界の見え方も大きく違って来るような気がする。

【写真】2014年8月
【文章】2018年7月

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最果ての枕崎駅(鹿児島県)

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 枕崎駅はJR九州の指宿枕崎線の終着駅である。鹿児島市から海岸に沿ってぐるりと半周するように薩摩半島の西南の枕崎駅に到達する。

 鹿児島から枕崎に至る途中には日本最南端の西大山駅もある。ただし現在の沖縄県にはゆいレールがあるので、モノレールを除く、すなわち我々が普通に鉄道と聞いて思い浮かぶ鉄道の駅では最南端、あるいは本土最南端、ということになるだろうか。

 元々無人駅で、21世紀に入ってから再開発で駅が移設された際にも駅舎がなかったそうだが、2013年に写真の駅舎ができたとのことである。

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 最長距離の鉄道切符で日本を縦断しようとすれば、必ず枕崎と稚内が発着点になる。それは確か昔の国鉄時代から変わっていなかったと思う。

 ただし地方の路線の多くが廃線になったり、第三セクター鉄道に移管されたりしているはずなので、現在でも一枚の切符で行けるのかは知らないが、たぶん行けると思う。

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 それにしても本土最南の鉄道の終着駅というのは、なんとも旅情を誘う。車止めを見ると、最果てまでやってきたという想いが沸き上がる。

 以前のタイのチェンマイ駅の記事でも書いているが、その感情はなかなかうまく説明できない。達成感とか高揚感とは少し違う。心は晴れているが、しみじみとして、少しばかりの愁いを含んでいる、とでも言うべきだろうか。表現力が乏しくてもどかしく思う。

 そんな想いや体験を更新したくて、また次の旅に出てしまうのである。

【写真】2015年5月
【文章】2018年7月

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テキサスでみた見事なオークの木

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 オーク(Oak)は、日本で言うところの楢の木である。正確にはブナ科コナラ属の総称である。

 建材や家具などに多く使われているが、やはりアメリカでオーク材と言えば、私が一番に想像するのはバーボンウイスキーである。表面を焦がしたオークの樽で熟成させ、特徴のある香りを生み出す。

 バーボンと言えば本場はケンタッキー州である。元々はケンタッキー州の地名であり、『シャンパン』や『コニャック』などと同じく、その地で作ったものしかバーボンと名乗れなかったのだが、今は法律で定義が定められており、ケンタッキー州以外でもバーボンを作ることができる。テキサス州でもバーボン作りは結構盛んなのだと聞いた。

 ちなみにバーボンの定義を簡単に書いておくと、『アメリカ製』『材料にトウモロコシを半分以上』『熟成にオーク樽使用』『蒸留酒』。大雑把に書いたが、もう少し細かなアルコール度数などの規定もある。またウイスキーの中では珍しく、着色料の使用を禁止していることも特徴かも知れない。


 オークの木の話から話がそれてしまった。バーボンについては昔から愛飲しているし、思い出や思い入れもそれなりにあるのだが、余談が長くなりすぎてしまうので、また機会があれば書くことにしよう。

 アメリカではそれだけ一般的に使われている木ということで、生えているところも多いようだ。オークランド(Oakland)などが典型的であるが、他にもOak~で始まる地名はよく見られる。そういえば日本でも柏、樫、楢、杉、松など木の名前で始まる地名が多くみられるのは、昔は林が広がっていたり、ランドマークの大きな木があったりしたのだろう。


 なんだかオチもなく、支離滅裂な記事で恐縮である。

【写真】2008年5月
【文章】2018年7月


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京都駅前ヱビスバーの限定ビアカクテル

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 京都駅の正面には京都タワーが聳えている。そのすぐ北側に昔は近鉄百貨店があり、学生時代にはしばしば訪れたものである。今はその建物はヨドバシカメラになっているのだが、年寄りの私はいまだに近鉄百貨店と言ってしまうことがある。

 そのヨドバシカメラの南側の一階に、ヱビスバーが入っている。京都駅にもほど近い場所で、外国人客も多く、いつでも結構にぎわっている印象だ。

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 値段は少々高めのように思うが、ビールはかなり美味しいし、食事はビールに合うものが多い。飲み会の前に一杯引っかけるのにもちょうど良い。東京で仕事をしていたときも、京都に来てからも、たまにふらりと寄ってしまう。

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 先日はヱビス初のホワイトビールということで『華みやび』というのを頼んでみた。

 かなりフルーティーな味わいで、香りは華やか。コクはヱビスらしく濃厚なのだが、柔らかい。欧州のホワイトビールと同じく、ビアが苦手な方でも美味しく頂けるのではないかと思う。口当たりが良すぎてグイグイ飲んでしまうと、お酒に弱い人はすぐに酔ってしまうので注意されたし。

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 こちらはこの京都のヱビスバー限定の『抹里(まつり)』というエビスビールに抹茶を混ぜたビアカクテル。たしか680円。

 最近流行っているのか、抹茶や緑茶のお菓子やアイスなどをよく見かけるが、実のところほとんど美味しいと思うことがない。抹茶や緑茶が嫌いなのではなく、むしろ大好きだ。しかしお茶の美味しさをきちんと生かせていないお茶味の製品が世の中に溢れすぎているように思える。

 そういう意味ではこのカクテルは茶の旨味がきちんと感じられるのは良い。また茶の苦みがビアの苦みと交わり、複雑な味を出しているのも魅力だと思う。もう少しお茶の甘味が活きるほうが、私的には好みだが、そうなると値段が一桁上がるかも知れない。とにかくなんだか他に類を見ない不思議な味ではある。だが結論を言うと、別にビアと抹茶を一緒にする必要はない気もする。

 以前にフランス人の友人を連れて行った時に、彼は気に入って飲んでいたが、私的にはやはり観光客向け商品であることは否めないと思う。考えてみれば、確かに京都はお茶の一大産地ではあるが、お茶は京都だけで飲まれているわけではない。本当にこの組み合わせが美味しいのなら、既に抹茶や緑茶のビアカクテルが全国で一般的に飲まれていても良さそうな気がする。

 とはいえ、別に不味いものでもない。京都にいらした際に、一度は不思議な独特の味を味わってみるのも悪くはないと思うし、ハマる人がいてもおかしいとは思わない。ただし苦みが苦手な人にはお勧めしない。

【写真】2018年6月
【文章】2018年7月
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タイ北部ナーンの街の本頭公廟

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 タイ北部の街ナーンは、ラオスに面するナーン県の県都であるが、山間の盆地の小さな街だった。先般の記事でも触れたが、外国人観光客もほとんど訪れないようだった。

 ナーン随一の名刹はワットプーミン。昔のタイのお札にデザインされていたこともある美しい本堂を持つ寺院である。特に目的もなくナーンにやってきた私だったが、とりあえずは近くの市場を散策したあと、ふらりと歩いてワットプーミンを見に行ってみた。

 天気はそれほど良くなかったが、バケツをひっくり返したような強雨でなく、たまに降る程度の小雨なら、南国の猛暑の中よりもよほど散歩に適している。

 ワットプーミンを訪れて、またふらりと別の道を通って帰る途中、見つけたのがナーンの本頭廟。本頭公については、これまでもタグ『インドシナ半島の華僑オリジナル神・本頭公の廟を巡る』内の記事にて記している通りである。

 旅行ガイドにも載っていなかったと思うし、見つけたのも偶々である。そもそもタイの他の街でみた本頭公廟もすべて旅行ガイドには載っておらず、調べて狙っていったわけでもない。たまたま街をふらりと散策していて見かけたものばかりである。私に縁があるだけなのか、見つけやすい位置にあることが多いのか、そこら中にたくさんあるのか、よくわからないが。

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 中は綺麗なものだった。私の数少ない経験の限りではあるが、どこの本頭公廟も丁寧に掃除や手入れがされていたと思う。それだけ大切な信仰の対象ということなのだろうと思う。

 建物は潮州風だった。本頭公廟は潮州風のものが多いように思う。シンガポールをはじめ東南アジアに進出した華僑は潮州や福州の出身が多いと聞いたことがあるが、それも頷ける。

 門神が二体描かれているが、神荼と郁塁だろうか、それとも秦叔宝と尉遅恭だろうか。少し違うような気もするが、あまり詳しくないのでよくわからなかったのが残念だ。

【写真】2008年2月
【文章】2018年7月
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プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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    2016/6/2開設