前回の記事で紹介したタイ最北の街メーサーイのメインストリートをまっすぐ北へ進むと、ミャンマーとの国境の橋に辿り着く。そのたもとには写真のような「タイ最北端」のモニュメントがある。
日本の最北端にも、こちらの記事でも紹介している通り、やはりモニュメントがあったりする。旅行者たちがカメラに収めるのも同じだ。中国人の団体ツアー客が前を占拠して、入れ替わり立ち代り写真を撮るのにはいささか閉口したが、やはり端に到達したという感慨にも近い想いを求めるのは万国共通なのかも知れないと思ったりもする。
写真では少し確認が難しいが、すぐ向こうは境目となるサーイ川が流れており、看板の下の隙間からは国境の橋が見えている。陸続きの国境を有するところでは川が国境となっているところも多い。日本は完全な島国なので陸続きの国境を有していないが、県境や市町村境で川や山の稜線を境としているところが多く見られるのと同じである。
【写真】2001年11月
【文章】2005年6月 2017年7月改訂
【文章】2005年6月 2017年7月改訂
