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 象の街として知られるスリン。同名の県の県都にもなっている。
 この街の名は一人の男の名前から取られた。その男の名はスリン・パクディー。
 
 伝統的に象の扱いが上手かったクイ族の族長であった彼は、脱走した王様の白象を捕らえた功により、このあたりの領主に任命される。そして開いた町がこのスリンというわけだ。今でもこの街の郊外では、クイ族が象の調教を続けているとのことである。
 
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 彼の功績をたたえ、町には彼の像が建つロータリーがあり、大事に祀られている。
 Googleストリートビューで確認してみると、若干様相は変わっているが、今でも同じ場所にあるようだ。


【写真】2005年8月
【文章】2005年9月

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