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 ピッサヌロークで乗せてもらった三輪バイクは、荷台が前部についていていた。そういえば以前にすぐ隣の県のスコータイでも見たことのあるタイプだ。スコータイ新市街の写真の右下にも同タイプのものが写っている。

 タイ東北部ではオートバイの後部を改造しているサムロー(三輪車)がオーソドックスなのだが、スコータイやピッサヌロークでは、前部を改造して荷台が付いているサムロー(三輪車)をよく見かけた。下の写真はピッサヌロークの街のもの。食文化もそうだが、やはり東北部イサーンとは少々文化が異なるようだ。

 ちなみにピッサヌロークのトゥクトゥクは以前にも紹介した通り、オート三輪自動車であるダイハツミゼットがベースだ。

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 どうやって曲がるのかと思ったが、上の写真のおじさんが持っている手すりのようなところを曲げると、前部の2輪が曲がるようになっている。しかしやはり前部に荷台を付けると、荷物をたくさん載せたときに見えにくいだろうし、曲がりにくくもなるだろうと思う。後部を改造するイサーンタイプのほうが合理的ではあると思うが、何らかの歴史やコスト面などの理由があるのかも知れない。

【写真】2006年8月
【文章】2016年6月
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