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 ローイエットはタイ東北部イサーンのほぼ中心にある同名の県の県都である。街の中心部は古い城壁に囲まれているが、1km四方程度の小さな街だ。

 その城壁に囲まれた市街のほぼ中心にプラーンチャイ湖がある。外周をぐるりと歩いて回っても30分はかからない程度の、さほど大きくはない湖である。

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 湖には真ん中に島があり、ドーナツのような形になっている。中にある島は公園になっており、池の北側・西側・南側の3カ所から渡ることができる。

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 池ではボート遊びができたり、魚にエサをやっている人が居たりして、市民の憩いの場となっている。島の南側には一番下の写真の通り、ちょっと小高くなっており、ゆっくり景色を眺めるのも良い。


 ところで、この県名および街の名前である『ローイエット』だが、タイ語で百一(101)と言う意味である。面白い地名だと思って由来を聞いてみたが、昔この地にあった大きな都市に城壁が11、さらに取り囲む町が11あって、『10、1』が転じて『101』になったということらしい。でも地名が『シップエット(タイ語で11)』というならわかるが、ちょっと不自然な気もする。
 ※誰か詳しい方がいらっしゃったらコメントください。

 思えば日本人も日本の地名に於いては、固有名詞は固有名詞として扱って、あまり意味を考えたりはしない。特に県名など当たり前に使っているものほどそうだ。なぜ青森は青い森なのか、鹿児島はなぜ鹿の児の島なのか。これらは諸説あるらしい。

 日本でも海外でも、行った先々でその地名の由来を考えたり調べたりするのも、また旅の楽しみ方の一つであると思う。

【写真】2007年5月
【文章】2016年6月
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