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 ラオスでバンビエンから首都ビエンチャンに向かうためバスに乗った。バスといっても大型のものではなく、小型のいわゆるマイクロバスだ。

 ラオスの大動脈である国道13号線を順調に南下していたが、突然バスに異変を感じ、運転手がバスを止めた。どうやらタイヤがパンクしたらしい。運転手はこういったトラブルには慣れっこのようで、手際よくスペアタイヤに交換を始める。数十分後には再び無事に走り出すことができた。

 他の乗客は海外からの旅行客ばかりであったが、日本人は他にはおらず欧州人ばかりだった。そういえば当時ラオスで出会う旅行客は欧州からが多かったように思う。彼らも落ち着いたもので、外に出て煙草を吹かしたり、景色を楽しんだりしていた。ちなみに上記のリンク先の記事の写真もこの時バスから降りて撮ったものだ。

 以前の中国の記事でも触れたが、やはり旅先のトラブルというのは小さなものでも良く覚えているものだ。もちろん旅先では好んで火中の栗を拾うようなことはしないし、極力トラブルを避けようと行動する。それでもトラブルには遭遇する。そして思い出に残るのは、何事もなかった旅ではなく、何かしら無駄なことをしてしまったり、苦労をしたり、体調を崩してしまったり、後になってみれば何かしらトラブルがあった時のことなのだから因果なものだ。

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乗っていたマイクロバス。エアコンはついているのに、あまり効かなくて暑かった。

【写真】2003年8月
【文章】2016年11月

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