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 メークロン川の景色が綺麗だったので、水彩画を描いてみた。

 というのは嘘で、ピンボケ写真しかなかったので、ちょっと誤魔化すために水彩画っぽい加工してみただけだ。良く見るとバレてしまうが、一応なんとなくそれらしい雰囲気にはなる。世の中便利になったものだ。


 タイの河川と言えば、ラオスとの国境の多くを形成するインドシナ半島の母なる川メコンと、タイ北部の多くの国土を流域に持ち、バンコク市内を流れるチャオプラヤーの2つが有名である。

 この2つほどではないが、メークロン川はタイでは比較的大きな河である。タイ西部カンチャナブリー県に発し、ラチャブリー県、サムットソンクラーン県を経て、タイ湾にそそぐ。タイ湾は台湾と混同してしまうため、日本ではタイランド湾と表記する場合も多いようだが、タイ語では普通にอ่าวไทย(อ่าว=湾のこと、ไทย=タイ)と呼ぶので、ここではタイ湾と表記しておくことにする。

メークロン川地図
地図はGoogle Mapより

 昨日の記事にも書いた通り、メークロン川は『戦場に架ける橋』で有名なクワイ川(大クワイ川)が、小クワイ川と合流した後の下流にあたる。

 河口近くのサムットソンクラーン県では川幅も広く、ゆっくりと流れていた。川のほとりにある川の名と同名のメークロンの街はサムットソンクラーン県の中心で、タイ国鉄メークロン線の終着駅やメークロン市場もあり、結構栄えている。

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 街や河の近くを散策してみると、建設中の中東スタイルの建物が珍しくて写真を撮ってしまったが、何の建物かはわからない。

 近くには水上マーケットもあったりする。ちなみに観光ツアーなどでよく組み込まれているダムヌン・サドゥアク水上マーケットもこのサムットソンクラーン県のメークロン川の支流にあるのだが、私は行ったことがない。


※珍しい光景が見られるメークロン駅や市場も紹介しようと思っていましたが、長くなりすぎたので次の機会とします…。

【写真】2007年5月
【文章】2017年2月
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