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 デンバーの空港で、その地をイメージした大きな絵が壁に描かれていた。背景に大きく描かれている山々はロッキー山脈だろう。

 デンバーはロッキー山脈の麓に位置するコロラド州の州都である。麓といっても、標高は約1マイル(=1600m)もある。

 ちなみに日本で標高の高い都市は長野県に集中しているが、その県都・長野市でも市役所の標高は360mほどだ。ちなみに他の大きな都市では松本市が約600m、小さな市を入れると日本で最も標高の高い市役所の茅野市で約800mだそうだ。


 さて、話は変わるが、コロラド州はコロラド川からその名が取られている。コロラドというのはスペイン語で『赤色がかった』という意味だそうだ。タイやラオスでもよく見たものだが、赤土の混じった泥土を含む川は赤っぽい茶色になる。

 英語で言うとColor Redみたいな感じなのか、なるほど早口でいうとこれでも十分コロラドに聞こえる。ただし英語だと普通語順は逆だが。私はスペイン語はほとんど知らないけれど、結構似ているはずのフランス語でも例えばモンブラン(山+白)と言う風に形容詞は後で言うので、スペイン語もそうなんだろうと推測することは容易だ。

 余談だが、「コロリン・コロラド」というのが、スペイン語で「めでたしめでたし」を意味すると聞いたことがある。日本人の私としては、おむすびころりんを彷彿させる、なんともコミカルでオノマトペのような面白い音に聞こえる。直訳すると「鮮やかな色、赤い色」だそうで、なぜこの言葉が「めでたしめでたし」になったのかは知らないけれど、言葉って面白いなぁと思ったりする。

【写真】2015年9月
【文章】2017年2月
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