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 私はマレーシアの言葉は、スラマ・パギ(おはよう)、スラマ・テンガハリ(こんにちは)、トゥリマカシ(ありがとう)くらいしか知らないのだけれど、マレーシアで見たこの看板には、色々な言葉で書いてあった。

 とはいえ、きちんと読めるのは英語、何となく読めるのが中国語、くらいしかない。以前の記事にも書いたが、現代のマレーシアの言葉はABCのアルファベット表記をするため、一見すると英語と見分けがつきにくい。とはいえ、マレーシアの言葉は良く見ると英語らしくない綴りなので、すぐにわかる。

 私も専門家ではないのでうまくその法則をロジカルに説明できないのだが、母音が多く二重子音が少ない(あるいは無い?)、英語というよりは日本語をローマ字表記した感じに似ていると思う。

 英語の「PROTECTED AREA」が、マレーシアで「KAWASAN LARANGAN」なのだろうと推測できる。ということは、左側の「NO ADMITTANCE~~」が右側の「DILARANG~」に相当するのだろう。

 まぁ例え言葉が全くわからなくても、この非常に目立つ鮮やかな朱色と挿絵で、とりあえず入ったらダメだということは理解できる。

 旅行の際に全く言葉が通じなくても、ある程度の意思疎通ができてしまうのは、やはり良く言われているように、コミュニケーションに於いて言葉の占める割合は、我々が思っている以上に高くはないということなのだろう。

【写真】2011年11月
【文章】2017年2月
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