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 これまでの記事でも触れているが、シンガポールは多民族国家である。一番多いのが7割以上を占める中華系、次いでマレー系、インド系がそれぞれ10%前後だ。この多彩な人種構成が、シンガポールの文化に多様性をもたらしている一因でもある。

 そんなシンガポールの街を歩くと、様々な宗教の寺院を見ることができる。キリスト教の教会もあれば、モスク、仏教寺院、そしてヒンドゥー寺院などが、一緒くたにシンガポールの街に溶け込んでいる。

 上の写真はカトンと呼ばれる地区にあるヒンドゥー寺院で、ガネーシャ神を祀っている。ガネーシャ神についてはこちらの記事でも書いたことがあるので今回は省略させて頂く。この見事な入口の門や内部の柱のレリーフ等は一見の価値がある。

 ちなみにカトンについては、また別の機会に紹介したいと思うが、シンガポールの市街より東側の海岸沿いで、プラナカン文化が色濃く残るエリアである。プラナカン文化とはマレーシア・中国・欧州が折衷しており、多様なシンガポールの象徴的な文化だ。


 この寺院、拝見させて頂いているKennyさんのブログの記事で先日写真が紹介されていた。私もガネーシャ神を祀っているこの寺院に行った覚えはあったのだが、寺の名前は思い出せなかった。正直自分が撮った写真であっても、どこのものか覚えていないことも多くなってきている。

 故に、最近では、場所を特定できる何かを一緒に写したりする。メモ書き代わりだ。

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 なるほど、スリ・センパガ・ヴィナヤガー寺院と言うらしい。
 
 文明の利器というのは便利なものだとつくづく思う。

【写真】2011年11月
【文章】2017年6月

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