京都の西山周辺には、柳谷観音をはじめとして、紫陽花の名所が多い。
近くの山中、例えば天王山の登山ルートの道端なんかでも紫陽花をよく見かける。もちろん付近の里山の脇にもたくさん咲いているのを見かける。
ご存じの通り一般的な紫陽花のシーズンは6月頃である。だがこの写真は昨日撮ったものだ。光明寺の近くの里山を歩いていると、紫陽花が幾輪か咲いているのを見つけた。写真の咲いている花のすぐ左下にも残骸がちらほら見えるが、普通はもうすでに散ってしまった後である。
お盆も過ぎ、そろそろ秋が近付く晩夏に紫陽花が咲くのは北海道くらいのものだと思っていたが、そういえば紫陽花は同じ株からでも、異なる色の花が咲いたり、時期を大きくずらして咲いたりする。紫陽花は気まぐれで連帯感がない花なのかも知れない。
まるで私のようだって?大きなお世話だ。
おまけ。
すぐ近くに玉虫を見つけた。残念ながら死骸だが、そういえば玉虫って子供の頃には普通の住宅街だった実家の近くでも見かけたものだが、最近はどこにでもいるものではないような気がする。