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 台湾の首都である台北は山に囲まれた都市である。私が生まれ育ったのも盆地で、周りをみればそれほど遠くないところに山が連なっている風景を見慣れていた。だから台北の景色はなんとなく安心する。大人になってからは関東での暮らしも長かったが、風景に山があまり入らない関東平野の風景には、しばしば違和感を感じたものだった。

 台北の周りの山を登ってみても、やっぱり風景が似ている気がした。この写真だって、あのビルがなければ日本といってもわからないような気がする。しかしやっぱりTAIPEI101は良く目立つ。

 周囲が山に囲まれているので、台北周辺では山林を散策できるハイキングコースなども豊富にある。あまり旅行ガイドブックなどには載っていないかも知れないが、MRTや路線バスで簡単に行けるところも多いので、美食巡りに疲れたら、腹ごなしの運動に出かけるのも良いと思う。

 ちなみに写真は猫空の山中を散策中に撮ったもの。指南宮からの景色はもっと市街に近かったような気がするので、もう少し上のほうだとは思うが、記憶に自信はない。

 写真のタイムスタンプを見たら2010年1月1日だった。たぶん前の晩に市政府前のカウントダウンコンサートや101の花火を見たはずだが、お正月早々なぜ山の中を歩いていたのだろう…。

【写真】2010年1月
【文章】2018年2月
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