20171027_131914A

 旅に出ると、市内交通はタクシーを使う方も多くいらっしゃると思う。特にアジア圏の中では、日本はタクシーが比較的高額であるので、他のアジア諸国に行くと、割安に思える。大抵の場合、旅行の時間は限られるので、時間を有効に使うことにもなる。

 ただし私の旅では、極力タクシーを使わないようにしている。ポリシーというほどではなく、たまには使うこともある。あくまで極力、の話だ。

 アジア諸国のタクシーは日本に比べると割安ではあるのだが、やはり他の交通機関に比べると高くなるのは必然だ。だから節約という理由もある。とはいえ、節約だけの話ではない。お金だけの話をするなら、高い航空券で来ているのだから、時間を有効利用できないほうがもったいない。

 私が公共交通を利用する大きな理由は、やはりそこで暮らす人々の生活感が溢れていることだと思う。市場が楽しいのと同じだ。切符売り場を探したり、降りる停留所がわからなかったりと苦労も多いが、そんな体験もプライベートの旅行であれば楽しいものだ。

 こういった話は恐らく当ブログの根底に流れる志向や思想のようなものだと思っている。だからこれまでにも似たようなことを別のアプローチで書いているし、また語り出すと長くなりすぎるので、機会があれば今後も触れていくこととする。

 話は変わるが、以下、メモ書きとして。

香港
49

 中国語にはBusの音をあてた『巴士』という言葉がある。香港では確か『巴士』がそのまま路線バスのことを指していたと思う。
中国四川省
DSC_0249

 台湾や中国本土では、『巴士』はどちらかというと車種としてのバスを指していることが多いようだ。とはいえ旅行者としてバスに乗りたいことを示すときに、巴士と言っても通じることは多い。中国大陸ではたまに通じないことがあった。路線バスを指すときの正式な言葉は『公共汽車』である。

 ただし中国での一般的な通称としては『公交』(ゴンヂャオ)を使う場合が圧倒的に多い。あるいは上記写真の通り、『公交車』や『公汽』と呼ばれることもある。旅をするときには、ゴンヂャオは優先的に覚えておくと便利な単語だと思う。ちなみに公交はいわゆる市内交通のバスを指す場合が多く、長距離バスは『長途客車』あるいは『旅游客車』などと言う。

台湾高雄
P1000520

 台湾では市内交通の路線バスは市區汽車客運、通称『公車』(ゴンチャー)と呼ばれる。中~長距離は公路汽車客運である。中長距離バスはさらに国道客運(高速バス)と一般公路客運(高速を走らない中長距離バス)に分けられる。

 中長距離バスは普通は『公路客運』と呼ばれる。直訳すると路線バスになるのかも知れないが、台湾では市内交通のバスには使わず長距離路線を指す。日本で路線バスといった時のイメージとは違うようで興味深い。

 客運というだけでも通じた気がする。この単語は、路線バスを運営する会社の名前のほとんどに付いている。ただし客運は公車に対する定義ではなく、公車も含めての総称であるようだ。日本語で言う『バス』に一番近い言葉かも知れない。
 
【写真】上:2017年10月 香港:2007年3月 中国四川省:2014年12月 台湾高雄:2011年8月
【文章】2018年2月

にほんブログ村 旅行ブログへ