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 カンペーンペット(トはほとんど発音しない)は、スコータイの南に位置する同名の県の県都である。直訳すると『金剛壁』『Diamond Wall』、その名の通り、スコータイ王朝時代には要塞都市として栄えたそうだ。

 城壁の一部や遺跡は現在も残っており、歴史公園として綺麗に整備されている。アユタヤーやスコータイ、あるいはピマーイの歴史公園と比べても非常に人が少なく、落ち着いた雰囲気であった。

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 スコータイやシーサッチャナーライと共に、ユネスコの世界遺産に認定されている。

 ただし、スコータイの遺跡だけでも広すぎて2~3日では回りきれないくらいである。それに加えて、スコータイから50kmほどのシーサッチャナーライなら、スコータイから日帰りで訪問するのも簡単なのだが、カンペーンペットは約80km、日帰りは不可能ではないが、見所の規模感も鑑みると余裕はあまりない。スコータイと同様式の遺跡なら、わざわざカンペーンペットにまで足を運ぶ必要はないのかも知れない。

 しかしだからこそ、世界遺産の割には訪れる人が少なくて、落ち着いた雰囲気なのかも知れない。規模感や保存状態の良さを考えると、穴場だと思えた。

【写真】2008年1月
【文章】2018年5月
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