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 五条大橋。童謡にも歌われているが、若き日の源義経である牛若丸が弁慶と戦い、勝って家来にした逸話で有名な京都の鴨川にかかる橋である。

 少なくとも私が生まれる以前から、五条大橋は国道一号線となっており、車の往来も激しい。室町時代の面影が残っているのかは疑わしい。

 たぶん京都民は職場や家が近くて日常的に使うのでなければ、車では何度となく通り過ぎてはいても、歩いて渡る機会はそんなにない人がほとんどたと思う。私も車で渡った回数は数えきれないが、歩いて渡ったのは人生で10回もあったかどうかわからない。

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 いつ頃できたのか知らないが、たもとに牛若丸と弁慶の逸話を表現したモニュメントがあった。牛若丸は身軽、弁慶は偉丈夫、という印象だが、双方とも少しばかりずんぐりむっくりに見えるのは気のせいなのか、史実や逸話などの根拠に基づくものなのかはわからない。

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 京都には言い伝えや歴史に名を残している場所がたくさんある。もちろん今とは情景が変わっている場所が多いだろうとは思う。しかしその中で古の面影を探したり、当時に思いを馳せて想像してみるのもまた面白いと思う。

【写真】2018年5月
【文章】2018年6月
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