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 日本最大の湖として知られる琵琶湖。その琵琶湖に流入する川はたくさんあるのだが、琵琶湖から流れ出る川は瀬田川だけだ。瀬田は『瀬田の唐橋』で有名な、ちょうど湖と川の境目辺りの地名である。

 河川法上では瀬田川も琵琶湖も淀川であるが、昔から琵琶湖を出て滋賀県を流れている部分は瀬田川と呼ばれている。京都に入ると宇治川と名を変え、桂川・木津川と合流した後に淀川となり、大阪湾に注ぐ。

 琵琶湖から流れ出る水量を調節するために、瀬田から下流約4㎞のところに堰がある。この堰については過去記事に記しているので、こちらでは割愛させて頂く。

 この写真はその南郷の堰からさらに数Km下流になる。この辺りから瀬田川は谷を伝うようにくねくねと曲がりながら、山中を抜けていく。

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 休日になるとラフティングを楽しんでおられる人々もしばしば見かける。私はこういった遊びとは縁遠いのだが、素人目にみてもちょうどよい程度の流れや川幅のように見える。

 昔からこの辺りの水の色は綺麗な深い緑の印象だ。周囲の山の緑を映しているのだろうか、それとも川底に藻が生えていたりするのだろうか。数Km上流の南郷の堰の辺りではもう少し青く、下流の宇治ではもう少し黒っぽかった気がする。

 しかし昔よりもヘドロっぽい臭いがしたような気もした。琵琶湖や川は、おそらく私が子供の頃よりは綺麗になっているはずなのだが。

【写真】2018年6月
【文章】2018年6月

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