2008-01-27_18.30.02

 これはタイ北部の県都チェンラーイで見かけたもの。以前の記事で紹介したチェンラーイの”市のヘソ”、サドゥームアンのすぐ近くにある。

 タイのラックムアン(市の柱)信仰は仏教とは関係のないはずだと以前の記事でも記しているが、これはタイ仏教寺院の境内にあり、しかもすぐ傍にはチェンラーイの本頭公廟があった。

 本頭公は以前にも何度か紹介しているが、インドシナ半島に住む華僑のオリジナル神様である。詳細はタグ『インドシナ半島の華僑オリジナル神・本頭公の廟を巡る』内の記事にて参照されたい。

 この写真の小さな社は、どうも仏教がベースのようだが、かなり中国仏教の影響が見える。本頭公廟があるので華僑も少なからず訪れるせいなのかも知れないが、本頭公は特に仏教の信仰対象というわけでもない。タイの寺院も傍にあり、またラックムアンもある。正直、どの宗教や文化なのかよくわからないが、この辺りはどうやら色々な宗教や信仰が混じりあったエリアなのかも知れない。

 考えてみれば、神仏混淆や道仏混淆は日本や台湾、中国でもよく見られる。他の宗教や土着の文化などと交わりながら、その土地で独自進化を遂げる仏教は、基本的に異文化や異見に対して寛容なのかもしれない。

【写真】2008年1月
【文章】2018年8月

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