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 タイ北部の街ナーンは、ラオスに面するナーン県の県都であるが、山間の盆地の小さな街だった。先般の記事でも触れたが、外国人観光客もほとんど訪れないようだった。

 ナーン随一の名刹はワットプーミン。昔のタイのお札にデザインされていたこともある美しい本堂を持つ寺院である。特に目的もなくナーンにやってきた私だったが、とりあえずは近くの市場を散策したあと、ふらりと歩いてワットプーミンを見に行ってみた。

 天気はそれほど良くなかったが、バケツをひっくり返したような強雨でなく、たまに降る程度の小雨なら、南国の猛暑の中よりもよほど散歩に適している。

 ワットプーミンを訪れて、またふらりと別の道を通って帰る途中、見つけたのがナーンの本頭廟。本頭公については、これまでもタグ『インドシナ半島の華僑オリジナル神・本頭公の廟を巡る』内の記事にて記している通りである。

 旅行ガイドにも載っていなかったと思うし、見つけたのも偶々である。そもそもタイの他の街でみた本頭公廟もすべて旅行ガイドには載っておらず、調べて狙っていったわけでもない。たまたま街をふらりと散策していて見かけたものばかりである。私に縁があるだけなのか、見つけやすい位置にあることが多いのか、そこら中にたくさんあるのか、よくわからないが。

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 中は綺麗なものだった。私の数少ない経験の限りではあるが、どこの本頭公廟も丁寧に掃除や手入れがされていたと思う。それだけ大切な信仰の対象ということなのだろうと思う。

 建物は潮州風だった。本頭公廟は潮州風のものが多いように思う。シンガポールをはじめ東南アジアに進出した華僑は潮州や福州の出身が多いと聞いたことがあるが、それも頷ける。

 門神が二体描かれているが、神荼と郁塁だろうか、それとも秦叔宝と尉遅恭だろうか。少し違うような気もするが、あまり詳しくないのでよくわからなかったのが残念だ。

【写真】2008年2月
【文章】2018年7月
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