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 オーク(Oak)は、日本で言うところの楢の木である。正確にはブナ科コナラ属の総称である。

 建材や家具などに多く使われているが、やはりアメリカでオーク材と言えば、私が一番に想像するのはバーボンウイスキーである。表面を焦がしたオークの樽で熟成させ、特徴のある香りを生み出す。

 バーボンと言えば本場はケンタッキー州である。元々はケンタッキー州の地名であり、『シャンパン』や『コニャック』などと同じく、その地で作ったものしかバーボンと名乗れなかったのだが、今は法律で定義が定められており、ケンタッキー州以外でもバーボンを作ることができる。テキサス州でもバーボン作りは結構盛んなのだと聞いた。

 ちなみにバーボンの定義を簡単に書いておくと、『アメリカ製』『材料にトウモロコシを半分以上』『熟成にオーク樽使用』『蒸留酒』。大雑把に書いたが、もう少し細かなアルコール度数などの規定もある。またウイスキーの中では珍しく、着色料の使用を禁止していることも特徴かも知れない。


 オークの木の話から話がそれてしまった。バーボンについては昔から愛飲しているし、思い出や思い入れもそれなりにあるのだが、余談が長くなりすぎてしまうので、また機会があれば書くことにしよう。

 アメリカではそれだけ一般的に使われている木ということで、生えているところも多いようだ。オークランド(Oakland)などが典型的であるが、他にもOak~で始まる地名はよく見られる。そういえば日本でも柏、樫、楢、杉、松など木の名前で始まる地名が多くみられるのは、昔は林が広がっていたり、ランドマークの大きな木があったりしたのだろう。


 なんだかオチもなく、支離滅裂な記事で恐縮である。

【写真】2008年5月
【文章】2018年7月


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