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 開封の街を歩いてると、池の向こう側の道に白い柱が移動していた。よく見ると、大砲のような大きな散水口を持つ散水車だった。

 過去の記事でも記しているが、見かけるクルマはほとんどが泥で汚れていた。恐らく黄砂によるものだ。霧状の水を撒くことで、空気中に舞う黄砂に水分を含ませて地面に落とすのであろう。

 しかしスケールが大きい。言い換えれば大雑把ともいえる。日本なら水が歩行者やバイク、あるいは沿道の建物の窓にかかったりと、いろいろ問題になることだろう。今や日本と中国では、都市の外観はあまり変わらないようにも思えるが、やはり国家と個人レベルの権利のバランスは大きく違うのだと感じさせられる。

【写真】2017年10月
【文章】2018年8月

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