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 洛陽の世界遺産である龍門石窟のそばに香山寺というお寺がある。その寺の入口の階段を蛙が守っていた。

 中国では蟾(セン=ヒキガエル)は銭(セン)に通じるということで、縁起の良い動物として扱われるようだ。確か聊斎志異(清代の怪奇小説集)にも蛙の神の話が出てくる。民間伝承として、日本で言うところの月兎みたいに月に蛙が居るとか、なまずみたいに天災を予知する、とかいう言い伝えもあるようだ。他にも調べてみたが、たくさんの情報はあっても体系的な知識が見つからず、玉石混淆でよくわからない。ただ私自身の体験として、土産物屋などで縁起物としての蛙の置物を見かけるのは珍しいことではない。

 このお寺は何らかの蛙を祀る由来があるのかと思ったら、入口のこの像だけで、境内に蛙はなかったように思う。結局この不思議な入口の蛙の写真と謎だけが残ることになった。

【写真】2017年10月
【文章】2018年9月
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