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 中華圏にはパンダをモチーフとしたホテルもあり、私もいくつかの地で泊まったことがある。この世界遺産を抱える四川省の都江堰市にある『熊猫駅站』もその一つだ。過去記事などでも何度か書いているが、パンダは中国語で熊猫という。

 ホテルに入ると、上の写真のパンダたちが迎えてくれる。ロビーは円形、いや正八角形だったかも知れないが、その中央にこれがあった。

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 部屋にも所々にパンダの絵が飾られていたり、パンダのグッズが置かれていたりする。パンダ好きにはたまらない。

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 それほど高額なホテルではない。むしろ日本のビジネスホテルよりも安く、庶民的な価格の宿だったはずだ。それでもこういうグッズに凝ってくれているのは嬉しい。

 日本のサービス業などの細やかな心配りに慣れていると、中国では物足りなく思ってしまうことも多々ある。しかしやはりそういったきめ細かさは、今や日本の専売特許ではない。中国や東アジア諸国の革新の速さはハード面に限った話ではなく、こういったソフト面に於いても著しいものがあると思う。競争が激しくなれば、ソフト面を強化して差別化を図るのは、いつでもどこでも共通なのだろう。


 ちなみにこのホテルは以前の記事でも紹介している都江堰市の白果巷の中にある。この白果巷はクルマが入れないので、白果巷の入口で降りて、少しばかり石畳の道を歩くことになる。ほんの100~200mくらいの話だが、大きな荷物を持っている場合は注意したほうが良い。


【写真】2014年12月
【文章】2018年10月


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