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 神戸市内、特に街の中心部である三宮や元町周辺には、多くの神戸牛を扱う飲食店を見かける。このお店は中華街の南の一角にあったお店だ。

 『正真正銘100%の神戸牛』と書いてあるのが目を引く。ここまで書いてあることから考えると、偽物を出すお店も多いということなのだろう。

 私を含め、普段から神戸牛を食べなれているわけではない多くの人は、店が神戸牛だと言えば信じるしかない。A5ランクだ、チャンピオン牛だ、というのも同様だ。もちろん上質なお店は、その肉の生産者や来歴、肉質の分析情報などを詳しく提示してくれるが、それも素人には良し悪しや真贋を判断するのは難しいし、やはり信じるしかない。

 このお店はここまで書くからにはホンモノなんだろうと思うが、たとえホンモノでもクズ肉のような品質のよくないものを使っている場合もあるのではないか、と疑う方もいらっしゃるかもしれない。しかし神戸牛の中には品質が低いものは絶対にない。これは神戸牛というのが牛の品種ではなく、牛肉のブランド名だからである。食肉となった但馬牛の中で品質等の条件をクリアした上質の肉だけが神戸牛を名乗れるのであって、品質の低い神戸牛というのは存在しないし、生きている神戸牛も存在しない。もちろん神戸牛の中でも部位によっては値段は変わる。

 ただ、私はこの時、別の神戸牛の店を予約していたので、こちらには立ち寄っていない。ただ結構手軽に食べられそうなお店に見えた。

【写真】2018年11月
【文章】2018年11月
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