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 以前、自動販売機は日本以外ではあまり見かけることはなかった。空港などの極めて人通りが多く、モラルがそれなりに保たれる場所だけだった。

 昨今ではアジアの都市でも、自動販売機は散見されるようになっているようだ。過去記事でも中国で見かけた生搾りオレンジの自販機の紹介をしているが、日本では見かけないような斬新な商品やデザインのものも見かける。

 写真の自販機はマレーシアの首都クアラルンプールの駅で見かけたものであるが、クレジットカードが使える。私が見たことある範囲では、日本でクレジットカードが使える自販機はJRの券売機くらいで、飲料の自販機などでは見たことがない。Suica等の交通系やEDY等の電子マネーが使えるものをチラホラ見るくらいだが、それも多いとは言えない。私はそのせいでコンビニで買うようにしているくらいだ。

 日本は自販機大国ではあるが、先端技術の普及と言う意味では逆に立ち遅れているように見える。中国の昨今の電子決済の普及を見ると、もはや現金支払いの自販機など国際的には時代遅れだと思う。もちろん入れ替えなどにはコスト面あるいは現行のビジネスモデルが邪魔をしている部分もあるのだろうけれど、このままでは自販機先進国の日本がグローバルのデファクトスタンダードをとれないような気がする。経営者にそういった意識がないのなら、グローバル化を謳うのはやめたほうが良いとさえ思う。

【写真】2018年11月
【文章】2019年1月
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