厦門の目抜き通り、中山路をぶらぶらと歩いている時だった。草苺牛奶の文字と絵が目に入った。いわゆるイチゴミルクである。なにやらスイーツのお店のようだ。
酒飲みは甘党ではないことが多いらしいが、私はお酒も飲むし、甘党でもある。特にイチゴ系のスイーツには目がない。値段が高くなければ、とりあえず買ってしまうことも多い。
よくみてみると、FROM TOKYOと書いてあるし、日本語も書いてある。どうやら日本発のお店らしい。
後に調べて知ったことだが、こちらは『クロッカンシュー ザクザク』という、国内では東京・大阪・福岡・熊本などにお店を構える日本のお店。ただし私はこのときは知らなかった。ちなみに国外は中国や台湾・タイなどを中心に30店近く展開しているらしい。(2019年現在)
⇃こちらが公式サイト
わざわざ中国に来てまで日本のものを…と思わなくもない。基本的に旅に出たらなるべく現地の人が食べているものを食べてみたいと思う。しかし絶対に和食を食べないというルールを自らに強いたりもしないし、旅では直感的に食べたいと思ったものを食べるスタイルだ。
そんなわけで、とりあえず買ってみた。イチゴミルクザク、20元(=300円程度)。現地の飲食物の相場からするとかなり高いものだが、まぁたまには小さな贅沢も悪くない。日本の感覚なら、妥当な線だろうとは思う。
外側はカリカリザクザク、中はふんわりクリームで、確かにイチゴの味と香りがする。シュークリームのフライ?みたいな感じ。美味しいので瞬殺してしまうが、とりあえず甘い。
これも後にわかったことであるが、日本にあるお店も私がよく行く範囲には無いようなので、結局ここで体験しておいたのも悪いことではなかったようだ。
【写真】2019年1月
【文章】2019年9月