スラーターニーの街をぶらぶらと散策した後、夕食を探すことにした。ちょうど宿からそれほど遠くないところに夜市の開く通りがあったので色々と買いこもうと思ったのだが、まだ少し時間が早かったようなので近くのターピー川のほとりまでフラリと歩いてみた。
夕刻なので昼の猛暑もいくぶん和らぎつつある。川のほとりは公園のようになっているところがあって、そこでは公園ダンスをしている集団がいくつかあった。中国から伝播したのだろうか。
グループによって踊りも様々だ。ほとんどダンスの体を成していないようなグループもあれば、本格的なエアロビダンスをしているグループもある。
道具を使ったダンスをしているグループもあった。
ここの公園のダンスでは、先生のような人がちょっと高いところでお手本を踊っているところが多かった。
このタオルっぽい布を使ったダンスをしているグループは本格エクセサイズで、先生は見事な肉体と動きだった。私は勝手に『スラーターニーのビリー隊長』と名付けた。雰囲気が結構似ていた。
こちらはちょっと初心者向けでジャズダンスっぽい動き。前に立っているお手本は可愛らしい服を着た女性だったが、動きは綺麗でなかなかのもの。踊っている人々は全くついていけてなかったけれど。
そしてだんだん暗くなってくる。この公園は街灯があるので都合が良いのだろう。
空がとても綺麗だった。周りは賑やかだったけれど、川と空を眺めていたら飲み込まれそうになる。
【写真】2018年11月
【文章】2019年10月