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 おそらく私は平均よりは遥かに多くの旅をしてきたほうだと思う。もちろん各地の宿にもたくさん泊ってきたことになる。海外への渡航日数の合計も365日を越えてしまったし、国内旅行を含めれば数えることも困難なくらいだ。

 ただ、私はそれほど宿にはこだわりはないし、基本的にある程度の清潔さと立地の良ささえ確保できればよい、という程度である。そんな中で「今までに一番良かった宿は?」と問われれば、普通は困るのだろうと思う。実際、私も昨年までは答えに困ったかも知れない。しかし今なら即答できる。

 もちろんこれは私の主観に過ぎないことはご了承頂きたい。ただし多くの旅を共にした家内も、おそらく迷いなくここを挙げるはずで、それほど他を引き離すブッチギリのコストパフォーマンスだったと思う。

 そのホテルは…場所はタイ南部のパッタルン。駅から徒歩数分のホテル・セントリス。ちなみに宿泊した時はツインベッド1室2名で、日本円にして2000円程度。

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 ホテルの前の通りは街のかなり賑やかな一帯である。しかしパッタルンの街全体、ビルが立ち並んでいるわけでもなく、田舎町の風情である。

 奥に見える赤い丸屋根の建物が、街で一番大きな市場だ。

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 エレベータホールの様子。ちなみにエレベータ内も綺麗で、ほんのりレモングラス系の芳香を感じた。全体的に清潔感があり、随所にホテルの人々の「ちょっとでも良くしよう」という心遣いを感じる。

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 館内は簡素ながらもチープではなく、ハイセンスで綺麗。清潔で明るく、安いホテルとは全く思えない。

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 かなり広くて快適な部屋。豪華ではないが、シンプルで機能的で清潔感がある。冷蔵庫もあるし、アメニティも最低限以上。本当に2000円という値段は驚きである。

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 タオルが象の形に。こういうのもまた嬉しい。

 無駄にも思えるような細やかな心配りができる宿というのは、たいてい従業員もきちんと教育されていてホスピタリティの意識も高く、フロントなどでも礼儀正しく丁寧であるように思う。もちろんここも例外ではない。

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 窓からの風景。高い建物はあまりないが、街の付近は平野なのにニョキッと険しく小高い山があちこちに聳えているのがパッタルンらしい風景と言えるだろうか。

 ホテルでは自転車を無料で貸し出してくれた。それで街中をブラついた話はまた後日書こうと思う。


 とりあえず数十年旅を重ねてきた中でも、国内外含めて間違いなくダントツでブッチギリの費用対満足度。是非もう一度利用したい、と思わせてくれた、数少ない宿の一つである。

【写真】2018年11月
【文章】2019年11月
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