DSC_4591

 マレーシアの首都クアラルンプールのフォトスポットとなっているクアラルンプール・シティギャラリー前の真っ赤なI♡KLのモニュメント。なんと撮影するために多くの人が列を成しているのだ。皆が次々にモニュメントの前でポーズを決めて写真を撮っていく。

 私はこんなものがあることは知らず、ふらふらと散策していて辿り着いただけで、ここが目的地だったわけではない。名勝名跡ならいざしらず、インスタ映えにも興味がない私としては、コレの前で写真を撮るために長い列に並ぼうとは思えなかったわけだが。

 ここで写真を撮ったら、確かに『KLに来ました!』って感じになる。なるほど、ネット&デジタル時代になっても、集合写真を撮る場所に『名勝〇〇』と大きく書かれていたり、ペナントやら通行手形やら『~に行ってきました』という洋菓子のお土産やらと変わらないわけか、と思うと、なんだか一人で納得してしまった。

DSC_4592

 ご丁寧に説明書きもあった。この赤いI♡KLのモニュメント自体は、2012年に作られた比較的新しいスポットであるらしい。作ったのは、1989年にARCH社を設立したアンドリュー・リーさんだとのこと。ちなみにARCH社はKLの木工細工のブランドである。

DSC_4590

 ここまで歩いてくるのに結構疲れていたこともあり、入口前のI♡KLの毒気のような喧騒を浴びたら、なんだかこのギャラリー自体入る気がなくなってしまった。なかなかセンスの良さそうな建屋だったのだけれど。

【写真】2018年11月
【文章】2019年12月
にほんブログ村 旅行ブログへ