最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

Ayutthaya アユタヤー

【坂木より】
2016年6月2日開設。現状一日1~2記事の更新です。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。

アユタヤー新市街とダイハツのMP型ミゼットのトゥクトゥク

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 遺跡で有名なアユタヤーであるが、鉄道を降りて川を渡船で渡ると、まずは現在のアユタヤー市街(新市街)に出る。世界遺産でもあるアユタヤー王朝時代の遺跡群は現在の市街からもそう遠くはないので、ゲストハウスなどで自転車やバイクを借りて遺跡巡りをするのも良いと思う。

 写真は新市街のメインストリートであるチャオプロム通り。中央分離帯のある広い道で、スーパーマーケットなども立ち並んでおり、周辺にはホテルや市場、バスターミナルなどもある。

 写真に写っているアユタヤーのトゥクトゥクはバンコクのものとはちょっと形が違う。ベース車はバンコク等で見られるミゼットのバーハンドルタイプ(DK/DS型)をベースにしたものではなく、丸ハンドルタイプ(MP型)のミゼットがベースになっている。

 後部座席は乗合タクシー・ソンテウの3輪車版とも言えるような、横長のシートがついている。

【写真】2001年11月
【文章】2005年8月  【修正】2016年6月/2017年10月

サガットステージ ワット・ロカヤスタ

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 思わず「タイガーアッパーカット!!」と叫んでみたり、懐かしく思う人もいるのではないだろうか。1990年代に一世を風靡したカプコンの格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」のサガットステージの背景に使われていたのはおそらくこの風景だと思われる。

 広々としたアユタヤーの遺跡公園にあるワット・ロカヤスタは、遺跡群の一番奥にある。寺院の建物などは残っておらず、この巨大な寝釈迦像が残っているだけだった。

 容赦ない強い日差しが照りつける中、悠々とした様子の仏像はアユタヤの痛ましい歴史とは切り離されているかのようだ。

【写真】2001年11月
【文章】2006年8月

木の根に埋まった仏像~ワット・プラ・マハタート

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 木の根に飲み込まれた仏像の首。
 
 ビルマ軍が破壊の限りを尽くしたあと、廃墟として長い年月の間、自然の猛威にさらされていた証拠である。史跡として有名で、観光客が絶えない。

 有名な写真スポットなので、旅行ガイドやインターネット上でも同様の写真をご覧になった方も多いことだろう。だが実際に見ると、やはりその醸し出す雰囲気に圧倒される。
 
 ちなみに人が並んで写真を撮る際には、仏像よりも頭を低くして撮らなければならないそうである。
 
【写真】2001年11月
【文章】2005年6月

首だけの仏像 ワットプラマハタート入口

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 首のない仏像群を紹介したアユタヤー遺跡のワット・プラ・マハタートの入り口。
 
 いきなりの首だけの仏像に出迎えられギョッとするものである。
しかし、この仏像のあくまで柔和なほほえみをたたえた瞑想が途絶えることはない。胴体と離ればなれになって数百年の間、だ。
 
 もしその目を開いた時、今のタイが、アジアが、世界が、どう見えるのであろうか。

【写真】2001年11月
【文章】2005年6月 【加筆修正】2016年6月

アユタヤーのシンボルとされる三基の仏塔 ワット・プラ・シー・サンペット

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 ワット・プラ・シー・サンペットはアユタヤー王宮跡のすぐ南側に隣接している。その三基のチェディ(仏塔)はアユタヤー遺跡のシンボル的な存在とされ、観光案内の表紙などにもしばしば写真が使われているのを見かける。
 
 この寺院は、その昔アユタヤ王朝時代には、王室の守護寺院であったとのことだ。現在の王室守護寺院は、以前の記事でも紹介しているバンコクのワット・プラケオであり、これに相当する格式であったと考えてよい。同じ以前の記事に映っているワットプラケオの黄金のチェディ(プラ・シー・ラタナー・チェディ)も、このワット・プラ・シー・サンペットの仏塔をモデルにしたとされている。

 1491年に建立され、1500年には高さ16m・総重量171kgの黄金に覆われた仏像が建造されたが、ビルマ軍の侵攻の際、すべて破壊されたそうだ。

 アユタヤー中期に建てられた3基のチェディには歴代の3人の王の遺骨が納められ、今なお静かに並びたっている。

【写真】2001年11月
【文章】2005年6月  2017年7月改訂
  
プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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