最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

上海

【坂木より】
2016年6月2日開設。現状一日1~2記事の更新です。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。

2007年上海駅にて。兰という字も初めは読めなかったなぁと思い出す

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 上海駅にて。

 我々日本人にとって、中国語は非常に読みやすい。おそらく欧米人などが中国語を覚える際、非常に多い漢字を判別するのに苦労すると思うが、日本人は元々その素地がある。なにせ中国で使われている文字の多くは日本でも使われていて馴染みのある字であり、使われていない文字でも似ている字が多いので判別できることが多い。

 ただ以前の記事でも記したことがあるが、やはり中国本土では簡体字が使われており、日本人には若干読むのが難しい字も存在する。それほど多くはないので覚えてしまえば問題ない。タイ語やハングルなどの独自の文字のアルファベットを覚えるほがよほど大変に思う。ただし、そういう文字は大抵よく使われる文字なので、中国を旅するなら早めに覚えておいたほうが良いかも知れない。

 兰という字もそういった文字の一つである。行先の地名や店の名などにもよく使われる。羊という字にも似ているが縦棒が足りない。初めは何と読むのだろうと頭を悩ませたものだ。

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 音がラテン文字で振ってあるのでランという音はわかる。実は『蘭』という字の簡体字である。

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 これは車という漢字の簡体字が车であることを知っていれば読める。部首として使われている車も车になるのだ。つまり軟座車である。

 中国の鉄道でも寝台や一等・二等のような種別がある。高速鉄道網もできて種別は色々あるようだが、昔の鉄道の座席は大きく硬座と軟座にわかれていた。硬座が二等、軟座が一等、という感覚だ。ただし硬座といっても、長距離列車などの硬座のシートはそれほど硬いわけでもなかった。日本の特急列車の普通席よりも快適なくらいだったと思う。

【写真】2007年8月
【文章】2018年12月

小龍包が美味しい上海 『佳家湯包』

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 日本に於いて、小龍包と言えば台湾が有名である。日本にも京鼎楼や鼎泰豐の支店があって知名度もあるし、確かに台湾の小龍包は美味しい。その認識は間違いではないと思う。

 ただ私的には『小龍包と言えば上海』だと思っている。上海のほうが断然安くて美味しかった。台湾でも上海でも、観光客が行くようなトップレベルのお店だけでなく、庶民的なお店でも食べる機会があったが、総じて上海のほうに軍配が上がると思えた。もちろんこれは私の個人的な感想にしか過ぎないことはご了承頂きたい。

 上海は小龍包の発祥の地とされており、今でも本場の激戦区である。そんな上海で、地元の人にも人気があると聞いて訪れたのが、この佳家湯包だった。私が訪れた時には他に観光客らしい客はおらず、地元の人だけで長い行列ができていた。ネットで情報が驚異的に拡散される今となっては、どうなっているのかはわからないが。

 台湾では小龍包と呼ぶことが多いようだが、中国本土では湯包(タンパオ)と呼ぶほうが一般的だと思う。ただし台湾でも湯包と呼ぶところもあるし、上海で小龍包と呼ぶところもある。小龍包と湯包が違うもの、あるいは小龍包は湯包の中の一種、など様々な説明を見たことがあり、どれが正しいのかよくわからない。私的には小龍包と湯包は特に区別がなく、同じものを指しているようにも思えた。

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 ちょうど昼食時で混んでいたこともあって30分以上並んだと思うが、やっと席に着けた。メニューには、オーソドックスなものからカニ味噌が入っているものなどがあった。自分が食べたものしか覚えていなくて恐縮である。値段はそこそこ、高級店で食べるよりは断然安い。とりあえずジューシーで美味い。今となっては、人生で食べた数々の小龍包のうち、トップレベルに美味しかったと思える。

 周囲の人たちは山積みの蒸籠をあっという間に平らげていく。私も当時はまだそんなに少食ではなかったと思うが、それでも圧倒されるくらいだった。

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 上海の小龍包(湯包)屋さんでは、ガラス張りの厨房で大勢手作りしているのが見えるところも多いような気がする。もちろん台湾でも見かけることはあった。

 そういえば小龍包屋さんだけでなく、中華圏ではガラス張りの厨房で調理シーンが見えるレストランも少なくはない。パフォーマンスとして集客を狙っているのか、単に防犯などの理由でお店を見渡せるようにしたいのかはわからない。

【写真】2007年8月
【文章】2017年11月

百度地図で過去の旅を辿ったり、バーチャル散歩を楽しむ

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 こちらは2005年、初めて中国を訪問した時に撮った上海の定西路の光景。この写真は以前の記事でも紹介している。

 確実な場所は覚えていないが、中山公園から定西路を南に行ったあたりのはずだ。ある程度の位置はわかっている。しかしいつも遊んでいるように、Googleストリートビューで辿ることができない。

 なぜなら中国ではGoogleストリートビューは対応していないからだ。中国ではGoogleに対する規制が厳しく、ストリートニューの光景を撮影する許可が下りないのであろう。地図は見ることができるが、ストリートビューで見られる情報はあまりない。

 それにAndroidスマホのユーザで中国に渡航経験のある方は、一度は苦労した経験がおありかも知れないが、基本的に中国ではすべてのGoogleのサービスに繋がらない。中国のネット網からは繋がらないようになっているのだ。
※ちなみにLINEも使えなかったと思う。私はほとんど使わないのでわからないが。

 つまりGoogle Mapやストリートビュー、それを元にしているAndroidプリインストールのマップアプリ、G-mail、Google翻訳、などのサービスは基本的には使えない。もちろんVPNやプロクシを通せば繋がるけれど、手間がかかったり、有料であったり、通信速度を犠牲にしなければならないことも多い。

 そこでストリートビューの代替として使っているのが、中国版のGoogleとも言える百度(バイドゥー)。これにも地図やストリートビューのような機能がある。自宅で中国国内の情景を確認したい時や、中国渡航中に地図や検索などのサービスを利用したい場合は使うことにしている。

 この百度の地図で探した上の写真の場所が以下。



 ちょっと角度が難しくて見えないかも知れないが、向きを変えてみれば、赤い電話ボックスがそのまま残っているのも確認できると思う。

 もう10年以上経っており、やはり光景は若干変わっているようだが、大きくは変わっていないようだった。

 ちなみに百度のこの地図でも、いくつか過去の時系列で光景を選ぶことができるのはGoogleストリートビューと同じだ。ただし、Googleよりも位置による情報精度が荒い…少々説明が難しいが、Googleは数メートル単位で光景が記録されているのに対し、百度は20m間隔くらいのような印象だ。まぁだからといって、そんなに困るほどでもなく、大抵はこの精度で事足りる。

 中国国内のバーチャル散歩を百度でしてみるのも面白いので、私もたまに疑似散策している。最近ではもっと良いものも出ているかも知れないが、私はとりあえずはコレを使っている。もっといいものをご存じの方がいらしたら、是非教えて頂きたい。

【写真】2005年3月
【文章】2017年7月

『上海のどこか』の写真も特定できてしまう

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 これは2005年に上海を訪れた時の写真の中の一枚。

 正直、どこで撮ったのか、まったく覚えていない。建物の中から撮ったようなので、恐らくホテルの窓からの光景ではないかと思ったが、どこのホテルかも覚えていない。昔だったら、このまま”上海のどこか”で終わりなのだが、現代ではこれだけ写真の中に情報があれば、場所は簡単に特定できてしまう。

 少し奥に『冰花饺子城』と書いた赤い看板がある。この店の名前を地図検索してやれば、ほとんど一発で特定できた。


 なるほど、この近くの定西路沿いの上海寧夏賓館というホテルに宿泊したことがあるので、恐らくその窓から撮ったものだろう。ただし数年後に懐かしさもあって付近を散歩したことがあるのだが、すでにこのホテルはなくなっていたようで、見つけることができなかった。

 SNSなどから、簡単に場所や個人が特定できてしまうのもわかるというものだ。

【写真】2005年3月
【文章】2017年4月

上海浦東の摩天楼の夜景と色々な観光船

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 上海随一の繁華街である南京東路を東端まで進むと、上海市内を流れる黄浦江という川に突き当たる。そのあたりは外灘(ワイタン)あるいはバンドと呼ばれる西洋建築群で有名な元の租界エリアである。

 川の対岸は浦東(プートン)と呼ばれる上海随一の開発区である。人口で世界二位の規模を誇り、経済発展と近代化が進む上海を象徴するエリアだ。立ち並ぶ摩天楼の煌びやかさは、すでに東京を越えていると思われる。

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 夜でも外灘周辺には人が多い。西洋建築群もライトアップされて綺麗なのに加え、この摩天楼の夜景を見ようと観光客も大勢集まる。

 黄浦江の夜景を望む観光船も色々あるようで、違うタイプの船がひっきりなしにやってくる。この記事で紹介する4枚の写真はすべて1分間のうちに撮られたものだ。

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 帆船ではないのになぜかマストがある。まぁライトアップしたら映えるからだろうけれど…綺麗だからいいか…。

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 一際目立つユニークな塔は、東方明珠塔というテレビ塔。私が登ったのは2005年だったと思うが、その時にはテレビ塔としてアジア一、世界でもトロント、モスクワに次いで三位の高さだと書いてあったと思う。今がどうかはわからないが、少なくとも広州に高いテレビ塔が建っているはずで、既に中国1位でもなかったはずだ。

 それはともかく、この東方明珠塔あるいは一枚目右奥に暗く写っている超高層ビル・上海環球金融中心へ夜に行ってみるのも良い。地上400mから眺めると、他の高層ビル群も足元に広がるのだ。浦東から上海市街側の夜景を眺めることができ、外灘の西洋建築のライトアップも綺麗に見える

【写真】2014年8月
【文章】2017年1月
  
プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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