最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

SakonNakhon サコンナコーン

【坂木より】
2016年6月2日開設。現状一日1~2記事の更新です。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。

サコンナコーンの夜

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 タイ東北部のサコンナコーン。二度ほど訪問したことがあるが、写真は2006年5月に訪れた時のものだ。

 時間は20時前くらい。普通に街中だったはずだが、タイの地方都市の夜は早いことが多い。日が暮れると車の往来も急激に減り、お店も閉まる。タイの地方の街は、県都でも大抵はこういった雰囲気だったように思う。

 日本でも東京とそれ以外との格差が話題になることもあるが、タイに於けるバンコクとそれ以外との格差は、日本とは比較にならないくらい大きいと感じる。日本だと県庁所在地クラスの街中の大通りで、夜の20時前に写真のような光景になることはまずないと思う。

 もちろんずいぶん昔の話ではあるのだが、タクシン元首相の失脚以降、タイの地方の経済は滞る一方だと聞いたこともある。もしかしたら今でもそんなに変わっていないのではないか、と思ったりもする。再訪していきなり賑やかな夜の街になっていたら、それはそれで寂しい思いがしてしまうわけだが。

【写真】2006年5月
【文章】2018年12月

敬虔な仏教徒のタイ人と黒い玉

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 日本は無宗教に近い神道と仏教の国だと思う。人生の節目では宗教的な行事を行うが、普段の生活ではあまり宗教的に敬虔であるとは言い難い。

 そんな日本人に比べると、タイはかなり敬虔な仏教徒が多い国である。僧侶もとても尊敬されているし、信心深い。ただし宗教的な信心深さが、行動の慎ましさや他人への思いやりといった社会的モラルと直結するのかというと、交通マナーや犯罪事情を見ている限りではそういうわけでもないようだ。もちろんこれはタイに限った話ではないと思う。

 その話はともかくとして、敬虔な仏教徒が多いタイでは、地方のさほど有名でない寺院であっても、丁寧にお祈りを捧げる人々や、僧に説法を頂いている光景などを目にすることは多い。

 ところで、写真に写っている大きな黒い玉は何だろう。いくつか並んでいたと思う。花火みたいにも見えるのだけれど、こんな巨大な花火をいくつも野ざらしにして管理しないはずだ。正体はわからないので、ご存じの方がいらっしゃったら、ご教授願いたい。

【写真】2007年5月
【文章】2018年4月

タイの自動車のナンバープレート

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 世界的に見ても、恐らくナンバープレートがない国というのはあまりないのだろうと思う。そんなに注意深く見ることもないといえばないが、少なくとも私が行ったことがある国でナンバープレートがなかったところはないと思う。そしてナンバープレートの形状やルールというのは国によってそれぞれのようで、観察してみるのもなかなか面白い。

 タイにもナンバープレートがある。観察しているとすぐにわかることだが、一般的なナンバーは白地に黒あるいは緑の文字、バスなどの営業車両は黄地に黒字のようだった。

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 ナンバーは日本よりも若干シンプルで、まずはOO-XXXXの6ケタが目に入る。OOの部分は、どうやら大型車は数字のみ、普通車は数字orタイ文字で構成されるようだ。XXXXはどの車でも4ケタの数字が入っている。

 その下に書かれているタイの文字は地名が書かれていた。どうやら県の名前のようだ。恐らく日本と同じく、登録(=ナンバープレートを発行)した場所なのだろう。上記写真は2枚ともサコンナコーンで撮ったもので、ナンバープレートもサコンナコーンのナンバーだ。

 日本でもOOナンバーはガラが悪い、XXナンバーは運転が荒い、△△ナンバーは指示器を出さない、などのように、独特の地域性を持った運転ルールやマナーが語られることもしばしばあるが、タイでもあるのだろうか。日本以上に首都とそれ以外、都市と農村、あるいは北部・東北部・南部の地域性などに大きな差異が見られるタイのことだから、恐らくあるのではないかと思う。


 ちなみにタイでもやはり外交官ナンバーなどの特殊なナンバーはあるようで、変わった色や形状のものも見たことはある。確か日本で言うところの仮ナンバーは真っ赤なナンバープレートだったと思う。

【写真】2007年5月
【文章】2017年8月

タイ東北部サコンナコーンの門らしき建造物

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 海外に行くと、都市の門を見かけることもしばしばある。日本とは都市や城の考え方や構造、あるいは成り立ちまで異なるので一概には言えないが、昔の羅生門とか朱雀門とかそういう類の、外敵から都市を守るような門だ。

 タイでもしばしば都市の玄関口にあたる部分などに、このような大きな門を見かけることがある。もしかしたらすべての都市にあるのかも知れないが、そこまでは確認していない。

 とはいえ、これが門なのかどうか、実は私にはよくわからない。というのも、どう見ても門の用途を果たしているようには見えず、ただの巨大なオブジェに過ぎない。なにかしらの風習や文化が現代風になって残っているのかも知れない。

 ちなみに真ん中に大きく書いてあるのは「サコンナコーン市」

【写真】2007年5月
【文章】2017年3月

タイのコインランドリー

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 タイでは少なくとも日本にあるようなコインランドリーはあまり目にしない。たまに住宅密集地などで見かけるのが写真のようなコインランドリーのマシンだ。とはいえ、街角に普通においてあるのはちょっと珍しいかも知れない。写真はタイ東北部の街サコンナコーンで見かけたもの。

 特にゲストハウスや中級以下のホテル等では、こういったタイプのコインランドリーが置いてあることがある。これは欧米でも見かけたことがあるので、タイやアジアに限った話ではないだろう。

 2007年当時のタイでは、だいたい20バーツ(当時のレートで約60円)が主流なようだった。ほぼ乾燥機はない。

 またタイの街中には洗濯屋さんが存在する。街中といっても繁華街ではなく住宅街である。クリーニングではなく洗濯専門で、ガバッと渡して一袋いくら、という感じだ。中~上級のホテルでランドリーサービスを利用すると高いが、街中のランドリーだとかなり安くでできる。

【写真】2007年5月
【文章】2016年8月
  
プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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