最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

桃園

【坂木より】
2016年6月2日開設。現状一日1~2記事の更新です。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。

桃園市街の派出所

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 桃園市街の公園の脇にあった警察の派出所。3階建ての立派な建物で、日本の交番のイメージよりずいぶん大きい気がする。昔は日本でも派出所とも呼んでいて、お巡りさんの住居も兼ねている駐在所と区別する意味合いが強かった。いつだったか忘れたが、日本では交番が正式名称になった。

 それはともかく、台湾の警察署や派出所は、赤レンガに金文字(あるいは金看板)、みたいなイメージがある。赤レンガ造りではなくても、門や外壁にあしらわれていたり、レンガっぽいタイル調であったり。こちらの派出所の色はモダンなクリーム色だが、レンガっぽい外壁になっているし、入り口前の石畳はレンガっぽい赤色だ。

 警察・郵便局・消防署…こういった公共サービスの施設は日頃あまり気にすることはないけれど、旅行に行って気づくのは、警察のシンボルも郵便局が赤いのも万国共通ではないということ。それでいてそれぞれの国の人には一見してすぐにわかるシンボリックなカラーとか共通的な佇まいとかがあるのは結構興味深い。

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 こちらの派出所、パトカーは前の道路に駐車するスタイル。いや正確には、駐車している場所にパトカーのパーキングスペースを示す線が描かれていたかと思うが、それにしても道の一部だ。こんな風に道路脇に駐車場代わりに止めておくのってアリなの?って思ってしまった。日本ではまず考えられないと思う。

【写真】2023年4月
【文章】2023年8月


台湾の標識はやっぱり日本人にはわかりやすい

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 漢字が全く読めなければ、赤地に白の文字色から、おそらく何かを禁止しているんだろうなということくらいがわかる程度だと思う。でも漢字を知る日本人ならなんとなくわかるのではないだろうか。

  • 『違規停車』
     停車するのは規則に違ってますってことだな、普通に読めば。
  • 『加強』
     強化している感じがする。
  • 『取締』
     そのまま。
  • 『拖吊』
     ”拖”は日本語にないから読めない。でも”吊”ってあるから、駐車や取締から連想すると、たぶんレッカー移動のことだろうと推測するのは難しくはない。

 ところで、これを大陸の漢字、いわゆる簡体字で書くとこんなかんじ。(並び順は上記と同じ)
  • 违规停车
  • 加强
  • 取缔
  • 拖吊
 まぁなんとなくわかるかな…でもよく言われることだが、やはり省略しすぎた大陸の簡体字よりも、台湾の漢字(いわゆる繁体字)の方が、日本人にはかなり読みやすい。たまに繁体字だから難しい字もあるけれど。
例えば、关(大陸)=関(日本)=關(台湾)とかは、知らなければどちらも難しいのかも知れない。

 この話題は書き始めたら、私のような素人が書いても本一冊ほどの量になってしまうので、また機会があれば少しづつ触れてみることにする。

【写真】2011年12月
【文章】2017年5月

桃園市街の上を飛行機が飛んでいく

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 台湾の桃園には、台湾最大の国際空港がある。首都圏の空港が手狭になって、少し離れた郊外に大きな空港を作るのは日本あるいは世界中で見られるが、台湾もその例に漏れない。

 私が産まれた頃は静かだったであろう桃園市街の空も、今は飛行機が轟音を立てて、慌ただしく行き交う。桃園市街の中心付近に於いても、やはり空港が近いので、建物に近い低空を飛んでいるのが確認できる。

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 戦闘機の飛び交う台東市街に比べれば、その轟音は比較にならないほどマシなのだが、それでもやはり大きな飛行機が轟音とともに姿を現すと、慣れない私は少しギョッとしてしまうのだ。

【写真】2008年12月
【文章】2017年3月

台湾でよくある街の果物屋さん

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 亜熱帯から熱帯にかかる南国台湾はフルーツ天国である。街歩きをしていると、こういった風情の果物屋さんも、しばしば見かける。日本でも街の果物屋さんを見かけることもあるが、これでもかと山積みしてあるような勢いやそれだけの量を捌けるだけの客足は、今の日本の街の果物屋さんでは見られなくなってきているように思う。

 東南アジアでもそうだが、果物は甘くて美味しいものが多い上、値段も日本より大幅に安いようだ。やはり太陽の力は偉大だと思う。

 台湾や中国のこういった果物屋さんでは、1斤単位で売っていることが多い。昨今の日本では、斤という単位は食パンでしか見たことがないが、元々は中華圏から伝わった重さの単位である。ただ困ったことに、中華圏内でもシンガポール、香港・澳門、中国本土、台湾で、1斤の量は若干相違があったと記憶している。とはいえ、旅行者にとっては、だいたい1kgの半分くらいと考えておけば、たいてい事足りるのではないかと思う。

 ちなみにタイやラオスの果物屋さんでは、値札は1kg単位でつけられているのが基本だった。旅行者にとっては多すぎる量だが、何も言わなければ1kgを袋に詰められる。人に聞いたりしながら、3度目くらいで半分(グルン)と言って買うことを覚えた。たまに嫌な顔をされることはあったが、それで売ってくれないということは無かった気がする。

【写真】2011年12月
【文章】2017年1月

台湾では生ビールは珍しい

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 日本では、大抵の居酒屋やレストランでは生ビールが売られている。しかし、台湾のレストラン等で生ビールを見る機会は少なかった。ほぼ皆無と言っていいくらいであった。

 台湾ビールの工場で飲めるという情報を得て訪れたこともあるが、営業時間外なのか移転したのかわからなかったのか閉まっていたこともあった。

 私が唯一台湾の生ビールを味わうことができたのは、桃園空港だけだ。思わず写真を撮ってしまった。この時、食事時は逃していたので、スナック菓子を肴に貴重な生ビールを頂いた。私は特に『ビールは生に限る』と思っているわけではないが、やはり生は生の美味しさがある。

 我々日本人は当たり前のごとく生ビールを消費しているし、そもそも昨今売られているビールの大半が生ビールである(※注)。だが鮮度管理が重要な生ビールは、製法や技術、流通・販売のルート等が確立されていないと、一般に流通させるのは難しいらしい。世界で見れば日本はビール消費大国とは言えないが、アジアの中ではビール先進国と言えるのかも知れない。

※注:各国で「生ビール」あるいは「ドラフトビール」の定義は異なりますが、ここでは日本で俗に言う「加熱処理をしていないビール」のことを指していると思ってください。日本で売られているビールは一部銘柄を除いてすべて加熱処理はしておらず、居酒屋メニューで生と瓶と両方あっても、大抵は瓶ビールの中身も生ビールなわけです。

【写真】2008年12月
【文章】2016年12月
  
プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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    2016/6/2開設