【特別編 旅のツール】
【文章】2018年2月
荷物は少ないくせに変なモノが入っている旅行バッグ
昨日の記事にも書きましたが、1~2週間以内の旅なら、たいていは機内持ち込みサイズのバッグです。しかも最近では半分程度しか詰まっていないままです。出張などで同僚や上司・部下と移動するときもありますが、荷物の少なさと軽さに驚かれることも珍しいことではありません。
不慣れなうちは旅行ガイドやサイトなんかで、旅行に持っていったら良いという品物リストを見たりしました。しかし全部持っていったらカバンなんてすぐにパンパンです。
荷物を少なくするコツはありませんし、正解もありません。機動性と利便性とを天秤にかけているということも多分にあります。強いて言うなら、必需品ではなく『あれば良い』と思う程度かつ簡単・安価で現地調達できるものは省く、くらいでしょうか。
結局は試行錯誤です。何度も使ったものやあれば良いと思ったものは次回持っていく、持って行ったけど使わなかったものは次回省く、などの繰り返しです。自分の旅のスタイルの形成とあわせて、持っていく荷物のスタイルも形成されるものなのだろうと思います。
それで、いつも更に驚かれるのが、私の荷物はかなり少ない割に、意外と皆さんが持っていないものが入っていることです。例えば使い捨てマスクとかエアピロー、ソーイングセットなんかはある程度用意されている方も多いですけれど、他にもあまり皆さんが旅に持って行かれないような、私的必需品がチラホラあるように思えましたので、記しておくことにしました。皆様の参考になれば幸いです。
洗濯物を干す洗濯バサミがついたヤツ
呼び名を知りません。100円ショップで売っています。
5日を越えるくらいの旅行になってくると、やはり衣服は嵩張ります。私の場合、長期の旅行であれば、基本的に靴下やシャツなどの下着や薄手の衣類など、洗いやすく乾きやすく少々痛んでもよいものは自分で洗濯します。洗面所や風呂場で石鹸つけてゴシゴシやって絞るだけなので、荷物の大幅削減効果に比べると、時間や手間はそんなにかかりません。
昔はプラスチックのハンガーを持って行っていたこともありますが、たいてい宿についていますので持っていかなくなりました。なくても簡単に現地調達できます。それよりも靴下や下着を干すには、この洗濯バサミのやつがあると便利なんですよね。海外ではあまり売っていませんでした。
小さいので十分だと思います。軽いし、荷物の削減分に比べれば邪魔と言うほどでもありません。少々もったいないのですが、割り切って最終日にお役御免で捨てるのもアリだと思います。
ホテルのランドリーサービスの相場がもっと安ければいいのにね…
懐中電灯
使い道
- 旅先では鍾乳洞や洞窟の中に仏像が設置されているような名所とかに少なからず出会います。
- 夜出かけるときに、暗い道があれば便利です。そんなことはあまりないと思われるかも知れませんが、例えば港や川沿い、海岸なども夜には真っ暗なところが多いです。田舎町は言わずもがなです。
- 日本は電力が安定供給されますが、世界をみればそうではない国もたくさんあります。停電が日常茶飯事であったり、電気が来ていなかったりする地域に行った時のために。
- 夜に暴漢に襲われた時などに、突然相手を照らしてひるませることができます。
- 可能性は低いですが、なんらかの災害が発生した時にも。
小型の霧吹き
100円ショップで売っています。
宿でエアコンをかけると、部屋が乾燥して、喉を傷めることがよくありました。昔はコップの水を部屋の床にブチまけたりしたものですが、この霧吹きのほうが良いです。
夜寝るまえに、プシュプシュとやりまくっておくと、喉が随分楽だと思います。私的にはこれも必需品ですね。
栓抜き
写真は現地調達で数十円くらいで手にいれたものですが、たぶん100円ショップでも売っていると思います。
日本ではペットボトルやアルミ缶、あるいは瓶でも手で開けられるものが流通していますが、海外では必ずしもそういうわけではありません。欧米でもアジアでも、少なからず栓抜きが必要な瓶を良く見かけます。ビールなどもそうです。飲みたいものがあっても栓抜きがない、という経験が結構あったので、海外では持ち歩くことにしています。
缶きりなどが付いている高機能なものもありますが、飛行機の荷物チェックで引っかかることもあるので、栓抜きに特化したものが無難です。安物の小さくて軽いので十分です。
ワインのコルク抜きもあれば良いのかも知れませんが、大抵宿の部屋で飲むということになりますので、宿の人に言えば貸してくれたりします。
クロックス(のようなもの)
昔は使い捨てスリッパなどを持って行ってました。でも利便性が大幅にアップするので、最近では嵩張ってもこちらを持っていくようになりました。
海外の宿は大抵部屋の中も土足です。でも風呂に入ったあとなどに、わざわざ靴下や靴を履くのも面倒です。床のカーペットの上を直に歩くのはお勧めできません。そこそこ良いホテルでも水虫などがうつった例は報告されていますし、土足のエリアですからね。
そのままロビーに用事があったり、ホテルの館外にちょっと散歩や煙草を吸いに、という場合でも、スリッパのままだと外に出られませんが、これだと出られます。
飛行機の中でも、私はこれに履き替えます。楽ですね、これのほうが。
ビーサンでもいいのですけれど、その場合は靴下を履いていたらダメなので、飛行機では困ります。旅行は夏や南国だけではないですしね。
最後に
旅のスタイルや価値観、すなわちどこに利便性を求めるか、何に時間や手間を払うことができるか、によって、自分の旅の必需品は変わると思います。何か面白い必需品があれば、是非教えてください^^私は、旅行の話をすると、バックパッカーのようなイメージを持たれることが多いです。もちろんバックパックで旅行するときもありますが、私の旅行の大半は写真のキャリーバッグです。2つの車輪がついて転がせるもので、私は勝手にコロコロバッグと呼んでいます。つまり私はバックパッカーというよりはコロコロバッガーです。
メインで使っている写真のバッグは、一般的な航空機で持ち込み可能なサイズです。2週間以内の出張や旅行なら、たいていこれで出かけます。私の海外旅行の8~9割に連れて行った相棒です。このバッグ+出張ならビジネスバッグ、レジャーなら小さなリュックやウエストポーチ、というスタイルです。
私は基本的に飛行機に乗るときには、委託荷物にするのは極力避けます。ロストのリスクも決して低いものではありませんし、降りてからバッグが流れてくるのを待つことなしに、すぐに動けます。ツアーならどうせ他の客の荷物を待つことになりますけれど、この機動性は個人旅行の良いところです。下手すれば1~2時間以上も自由な時間が増えます。難点は、チェックインから飛行機に乗るまで荷物を持っていなければならないことと、液体が持ち運べないことです。
このバッグの話に戻ります。確か2001年に数千円で購入した安物だったと思います。何度も壊れかけたりしましたが、いまだ現役です。近くのスーパーで買いました。ニチイだったかSATYに名前が変わっていたかは覚えていませんが、後にイオンに吸収され、今はありません。
安物だけにシンプルな構造で、それが逆に実用的です。何もついていないので、入るところも広いし、軽いのです。持ち手は長さを調整できるような機能もボタンを押して伸ばす機能もありませんし、朴訥なデザインですが、かなり長く伸びるので逆に気に入っています。というのも、私は平均よりも歩幅が広いようで、普通のキャリーバッグは転がして歩いていると、かかとによくぶつかるのです。
十数年使えているので、それなりに丈夫であることは言わずもがなです。このバッグが壊れたら、もう一度全く同じバッグを買いたいくらいですが、ブランド品ではないのでたぶん見つけることはできないのではないかと思っています。
ちなみにバックパックやもっと大きなスーツケースも持っておりまして、たまに使っています。
バックパックの優位性は機動力にあります。特に荷物を持って階段や舗装されていない道を何度も歩く可能性があるとき、つまり公共交通機関+徒歩で、移動がメインの旅になる場合は選択します。そんなに多くはないですけれどね。あと車での移動のときは、ボストンバッグ代わりに使ったりもします。
大きなスーツケースは機動力に欠けますが、移動が少なく荷物はそれなりに多い場合、すなわち滞在型の旅行や2週間以上の長期出張の場合に選択します。あとは法事や結婚式などでフォーマルを持って移動したい時も使います。大きなスーツケースはたくさん入る分、飛行機の委託荷物の重量制限に引っかかる可能性が高くなりますので、なるべく軽くて丈夫なのを選ぶのが良いと思います。最近では安くてそれなりのものがたくさんあるようですが、昔はそんなにバリエーションがなかったので、値段は高かったのですけれど軽くて丈夫なリモワのサルサを大事に使っています。
とはいえ、旅行のスタイルや目的などにも寄りますけれど、ある程度せっかちで、かつ面倒くさがりの私には、コロコロバッグで旅するのが性に合っているようです。
入手してすぐに引っ越しをした時、失くしてしまった三脚のパーツ。
探すのを諦めて買いました。たった500円、されど500円…
一眼レフは宝のもちぐされの私、
特に夜間の撮影は慣れていません。
写真を撮ることが目的ではないので、
旅に三脚を持って行ったこともありませんし…
肉眼では明星らしき輝きが一つだけ確認できる程度でしたが、
練習がてらカメラで撮ってみることにしました。
結果。お、結構写る…。
家は住宅地の中で、街灯もあります。
近くに高速道路や幹線道路、大きな工場もありますので、
比較的空は明るいのですけれど。
肉眼で見えないのがだいぶ見えますね。
裏の畑なら、もっと綺麗に写りそうです。
いや、それなら近くの山まで行って…メンドクサイケド
まだISO感度とかシャッター開放時間とか絞りとか、
何をどうやったらいいのか、イマイチわかっていません。
とりあえず色々練習してみようかなと思いました。
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。