沖縄の有名な水族館、美ら海水族館にあったゴミ箱。ゴミ箱の水草の柄はともかく、脇のタツノオトシゴの配色はなんだか子供の塗り絵のようだが、こんな派手な色をしたタツノオトシゴの仲間はいただろうか。私は詳しくはないが、少なくとも覚えはない。しかし、華やかで良い。
そういえば21世紀に入る頃より、観光地などでデザインに趣向をこらしたゴミ箱を見かけることが増えたような気がする。テーマパークなどは特にそうだ。
確かに昔ながらの遊園地は『遊具を設置した公園』の延長線にある気がするが、昨今のテーマパークでは各アトラクションだけでなく、園全体の雰囲気そのものが見どころとも言える。確かに昔ながらの無骨なゴミ箱は、少々無粋に見えることだろうし、こういった演出も大切なのだろうと思う。
細かな気配りや工夫を見つけるのも、私にとっては観光地に於ける楽しみの一つなのかも知れない。非常に関心させられたり、逆に杜撰なところを見つけてしまったり…そしてそれらの気付きが、趣味や仕事に様々な示唆を与えてくれることもとても多かった。
【文章】2018年1月
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