最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

MahaSarakham マハーサーラカーム

【坂木より】
2016年6月2日開設。現状一日1~2記事の更新です。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。

前二輪の自転車型三輪車

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 タイ東北部のマハーサーラカーム県の小さな街で見かけた三輪自転車。

 三輪車はその性質上バイクや自転車の仲間と自動車の仲間に分けられる。両者で挙動も異なるのだが、日本で言えば自動車型のオート三輪はすでに絶滅状態である。二輪に近い三輪も昨今YAMAHAなどが倒れないバイクとして売り出しており、他に宅配ピザのバイクで見かけるような三輪バイクがあるが、ポピュラーな乗り物であるとは言い難いと思う。

 なぜ日本がそのような状況になったのかはわからないし、おそらく複合的な理由なのだろうとは思うが、アジア圏において三輪車は非常にポピュラーな乗り物である。当ブログのタグ:アジアの多彩な三輪車の記事でもたくさん紹介しているが、自動車型から二輪車型、バイクベース、原動機のない自転車の三輪車、サイドカー、電動三輪など、本当に様々な三輪車が走っている。

 写真の三輪車は、原動機がなく漕ぐタイプのものだが、前に二輪があるタイプである。自転車型のものはたいてい後ろが二輪になっているものが多く、前二輪のものはどちらかというと珍しい。タイではピッサヌローク周辺で、エンジン付きの三輪で同様の前二輪のものをよく見かけた。こちらの記事で紹介している通りだ。

 三輪車のタイプ別分布図を見てみたいのだが、そういったものを作った方がどこかにいらっしゃるだろうか。

【写真】2007年5月
【文章】2018年10月

マハーサーラカームの街角

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 最近、昔の記憶が薄れるのが加速してきたような気がする。30歳を過ぎるころから感じるようになったが、どんどん風化のスピードは速まるばかりで、後退することはないようだ。故に昨今では、覚えているうちに写真などを整理したり場所を特定したりして記録に残しておこうと思い、チマチマと作業を重ねている。

 この写真は2007年に撮ったものである。イサーン(タイ東北部)で撮ったことはわかっているが、はっきりとどこだか覚えていなかった。ただ、デジカメで撮ったデータはタイムスタンプが残る。どうやらガーラシンかマハーサーラカームだと当たりをつけることはできた。

 こういった景色は、実は場所の特定はそんなに難しくはない。なぜなら川と橋という特徴的な地形がまず写っているからだ。それに向こう岸に見えるオレンジ色の部分には、最初がธนาคาร(タナーカーン)と書かれているので、ロゴなんか知らなくても銀行だとわかる。

 ガーラシンとマハーサーラカムで、銀行を地図上で検索し、この地形に合致しそうな場所を探すと、ものの5分とかからずに特定することができた。

 Googleのストリートビューで確認してみた。

 10年が経過しているので、看板や建物の外壁などは変わっているが、形状は変わっていない。間違いなくこの場所だろう。

 いまやデジカメでGPSを使った位置情報を写真データに付記することも可能であるが、過去の写真にはそんな便利な情報は付いていない。記憶の海に沈んでしまう前に、掬いだして乾かしておきたいものだ。

【写真】2007年5月
【文章】2017年12月

続・タイのセブンイレブンの軒先で…

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 昨日アップした記事を見ながら、そういえば他にも似たような写真があったような気がして、探してみた。

 こちらはタイの東北部(イサーン)のマハーサーラカーム。同名の県の首府でもあるが、田舎の地方都市らしい落ち着いた街だった。

 こちらのセブンイレブンでは、真ん前で屋台が食べ物を売っていた。(タイ語で)屋台に書いてあるので、カオ・ムーデーン(タイ風の赤い焼豚が乗った飯)を売るお店だとわかる。

 赤いプラスチック製の椅子やテーブルは、たぶん屋台のモノなのだろうと思うのだけれど、堂々とコンビニの軒下に設置している。そして屋台の客で溢れかえっていなければ、コンビニだけ利用して屋台の料理を買っていない人が椅子やテーブルを使っても、たぶん何も言われないだろう。

 タイに於いて、個と公の区切りやその権利を主張する感覚については、日本とはずいぶん違うと感じたことは多分にある。日本人から見ると大らかに見えるが、単なる文化の違いというか暗黙の了解の範囲に違いがあるというふうに思える。

 総じてみれば、あるものをみんなで使うというアジア的な精神は、日本や中国よりタイをはじめとした東南アジアのほうが強く残っているように思った。日本は『おもいやり』とか言っているわりには、権利の主張も西洋化が進んで強くなっているし、ルールで雁字搦めになっていて、どんどん世知辛くなっている気がする。

 個の権利も大切だし、契約やルールが経済活動には不可欠なことも知っている。でも緩やかな暗黙の了解で形成されるコミュニティがなんとも心地よいのはなぜだろう。

【写真】2007年5月
【文章】2017年10月

過去の旅行中の何気ないスナップ写真の場所を特定するのに凝っています

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 過去の旅行写真の中には、どこで撮ったのかわからない写真も多くなった。たくさんの旅をしていて記憶が錯綜したり、歳のせいで薄れてきているということもある。

 銀塩カメラの頃はタイムスタンプなんてなかったし、フィルムや現像も高額だったので写真数も圧倒的に少ないが、それだけに場所がわからない写真については特定するためのヒントも少ない。

 デジカメになったらタイムスタンプなどからおおよその場所はわかるのだが、今度はやみくもにパシャパシャ撮っているものも多くなり、どんな状況やタイミングで撮ったのか印象に残っていない写真も多くなった。

 以前にもこのような過去の記憶を辿る記事を書いたが、最近そういった場所が特定できない写真の場所を、色々な手がかりから探すのに凝っている。備忘録にもなるし、一種の推理・謎解きゲーム的な楽しさもある。

 [過去参考記事]

 さて、今回は上の写真。正直どんなシーンでこの写真を撮ったのかは忘れている。ただ、前後の写真とタイムスタンプから、マハーサーラカームで撮られたことは間違いない。マハーサーラカームはタイ東北部(イサーン)に位置する同名の県の県都である。

 視点位置が若干高いことから、恐らくバスの車窓から撮ったのではないかと思う。バンコクを除けば、タイで歩道橋なんてものはほとんど見られないかった。もしあったとしても、炎天下の階段昇降を苦なので、みんな道路を横断するに違いない。今ではどうかはわからないが、少なくとも当時はそうだった。

 タイの地方都市においてバスといえば中長距離バスである。日本で言う市バスのような市内を走るコミューターのバスは、バンコク以外では見ない。つまりバスの車窓から撮ったということは、長距離バスが通るような道路、つまり街を貫くような幹線道路である可能性が高い。

 7-elevenが見えるので、まずはGoogle Map上で検索してみた。マハーサーラカームの街にあるいくつかのセブンイレブンが表示される。ストリートビューで確認してみたが、すべて違うようだ。検索にヒットしない店舗もあるかも知れないし、廃業したり移転したりすることもありうる。

 次に注目したのが道路の広さだ。マハーサーラカームはそんなに大きな街ではないし、中央分離帯がある片側二車線の道というのはそう多くはないはずだ。そこで、まずは街の中心付近にあるロータリーを探す。

 以前にも書いたことがあるし、当ブログの過去記事でも色々な町のロータリーを紹介してきているが、タイの街に於いては街の中心などに大きなロータリーがあることも多く、街歩きに便利なランドマークになったりする。

 Google Mapで条件にあうような街の大きなロータリーはすぐに発見できた。そこから放射状に延びる道のうち、中央分離帯のある片側2車線の道を探してストリートビューで辿ってみる。すぐにそれらしい場所を発見することができた。

 セブンイレブンや手前の薬局(ขายยา)の看板、それに道路右側の青い屋根の建物、街灯の形も一致しているので、間違いないだろう。
 やはり10年近い時がたって、景色はやはり若干変わっているようだ。薬局の看板もずいぶん古ぼけて文字も薄くなっている。だがなんとなく雰囲気が全然変わっていないように思えるのは気のせいだろうか。


 というような感じで、最近遊んでいます。備忘録のためでもあるのでシリーズ化してしまおうか、と思ったりもしますが、完全に自己満足の遊びなので、他人が読むのに面白いものではないような気がして悩みます。

【写真】2007年5月
【文章】2017年7月
  
プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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    2016/6/2開設