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 ここはタイ最北の街メーサーイとミャンマーのタチレクとの国境の橋。下にはこのあたりの国境を形成しているサーイ川が流れている。

 訪問したのは2001年で、それ以来訪れてはいない。ミャンマーは今とは政体も異なり、首都も当時はヤンゴンだった。ここに書いているのはそんな当時の状況なので、今ではずいぶん状況や様相が変わっているかも知れないこと、ご留意頂きたい。

 タイ最北の街メーサーイのメインストリートを真っ直ぐ北に進むと、国境にかけて雑貨屋や土産物などのお店が所せましと両脇に並び始める。そのまま進むとサーイ川に到達し、そこがタイの最北端である。その延長には国境の橋が架かっており、橋を渡ればミャンマーである。タイ最北端のモニュメントが橋の傍に建っている。

 訪問当時、旅行者はこの国境を自由に往来することはできなかった。ただし手続きすれば、タイ側からミャンマーのタチレクに日帰りで訪問することは許されていた。それも国境から幾㎞(どれくらいだったかは失念したが、街とその郊外くらい)の範囲に限られていたので、そのままミャンマー国内を旅することはできなかった。

 手続きにはパスポート用の写真やパスポートのコピーが必要だった。以前の記事にも書いたが、旅の際にはパスポート用の写真やパスポートのコピーは持っておくと良いと思う。ただし国境付近にはスピード写真や有料のコピー機サービスがあったので、持って行ってなくても手続きは可能だった。

 正式な出入国という扱いではないのか、タイ側でもミャンマー側でもパスポートに査証の判子が押されることはなかったと思う。ただしミャンマー側ではタチレクを見て回る間、パスポートを預けるように言われた記憶がある。しかしパスポートだけは預けたくない私が拒否すると、代わりにデポジットのお金を預かるということになったと思う。そのまま勝手に入国するのを防止するためだろう。

 いかにも国境を強調するかのような典型的なビルマ風の屋根を持つ建物が、橋を渡ってすぐ左側に見えた。写真左側である。寺院か、それとも役所か、と思っていたのだが、中に入ってみると薄暗い屋内にひっそりと免税店らしきお店がぽつりぽつりと並んでいるだけだった。すぐそばに国境の市場があるのに、ここで買い物をする人がどれほどいるのだろうか、と言わんばかりに閑散としていた。

【写真】2001年11月
【文章】2018年10月