最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

Penang ペナン

【坂木より】
2016年6月2日開設。現状一日1~2記事の更新です。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。

足裏マッサージ屋さんの名前は『名古屋』

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 海外の日本語のお店の名前には、『京都』やら『千葉』やら『埼玉』やら『大阪』やら、地名をそのまま店名にしているのをしばしば見かける。

 日本なら、たとえば沖縄料理のお店に『沖縄』とついていたら、ちょっとセンスがないようにも受け取れる。そんな直接的ではなく、その地を連想させる単語や旧国名あるいは方言を使う等、もうちょっと遠回しにその地を思わせるような店名にするのが普通である。

 だが海外でそんな遠回しな表現をしても、ほとんど伝わらない。だからもっと直接的に日本を連想させるネーミングになるのだろう。

 とはいえ、写真はマレーシアのペナンで見かけたフットマッサージのお店。名前は『名古屋』。名古屋ってマッサージで有名だっただろうか?とふと疑問に思ったが、そんなことはないはずだ。

 なぜ名古屋という名前を付けたのかもよくわからない。台北の『埼玉』のように響きが良いから、という理由なのか、それとも店主になにか所縁があるのか…よくわからない。謎のままである。

【写真】2018年11月
【文章】2019年6月

火薬庫と猫

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 建物の小さな窓の部分で丸まって居眠りしている猫がいた。なにもこんな狭いところでなくてもいいのではないかと思うのだが、暑い日だったので日陰と石の冷たさが心地よかったのかも知れない。近くでカメラを構えても、起きる気配もない。

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 この建物、普通の住居などではない。このように石造りで半地下のようになっている堅牢なものである。写真の右下、白くなっている部分に小さな通風孔のような窓が見えるが、猫がいたのはそこだ。

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 ちなみにこの建物、マレーシアのペナン島にある要塞の火薬庫跡である。

 ペナン島はその昔マラッカ海峡を通る交易船などの寄港地として栄えた。詳しい歴史についてはここでは割愛させて頂くが、18世紀にはペナン島はイギリスに割譲され、その統治下で要塞も作られたのである。

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 この火薬庫、もちろん現在火薬は収められておらず、その匂いも残っていない。ただの石造りの暗い倉庫であるが、入ることができる。

 先ほどのネコは何もない暗い火薬庫の中で一際明るい窓のところにしっかり寝ていた。

【写真】2018年11月
【文章】2019年3月

イカしてるバスの運転手

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 マレーシアの首都クアラルンプールから北部のバターワースまで移動した時のことだ。バスターミナルに着いたら、予約したバスは1時間程遅れるとのことだったのだが、早めに着いたので一つ前のバスが出発寸前で、なんとか飛び乗ることができた。そういう事情で忙しなく乗り込んだもので、乗り込むときに運転手さんの顔は見ていなかった。

 バスの中ではなぜかカラバオの曲がエンドレスで流れていた。カラバオはタイのプアーチウィットと呼ばれるジャンルのバンドの第一人者で、日本の代々木公園のタイフェスティバルでも呼ばれて演奏したことがある。プアーチウィットについては日本に同じようなジャンルがないのでうまく説明できないのだが、パンクロックとフォークと演歌が混じった音楽と言えば良いのかもしれない。

 マレーシアにもカラバオ好きがいるんだな、って思ってはいたが、バスを降りたときにはさすがに驚いた。まさにカラバオのようなスタイルで、ばっちりキマっていて、かっこいい。バスの運転手にはとても見えなかった。

 写真はもちろんその運転手さんで、バスは私が乗ってきた、つまり彼が運転してきたバスである。私はバターワースで降りたが、ここが終点ではなく、バスは私を含めた少しばかりの乗客を降ろして、出発した。手を振っていたら、最後にも運転手がかっこよくポーズを決めてくれた。バスの後ろ姿を見送った後、ゆっくりとペナン島行きのフェリー乗り場に向かった。

【写真】2018年11月
【文章】2018年12月

インド系マレーシア料理トーサイに挑戦した話

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 先般の記事でも記したが、マレーシアは他民族・多文化国家である。料理についてもマレー料理だけでなく、インド料理や中華料理などは一般的に食べられている。いや、日本の中華料理と同じで、インド料理・中華料理というよりは、インド系あるいは中華系のマレー料理、と言っても良いのかもしれない、とも思う。

 ペナン島のジョージタウンでバスから降りて投宿するまでの道に、インド系の庶民的なレストランがあった。とりあえずお腹が減っていたので、入ってみることにした。

 私はインド料理にもマレー料理にもあまり詳しくないし、マレー語もあまりわからないので、メニューの料理の名前を見てもどんなものかわからないものが多い。もちろんナシゴレンとかミーゴレン、ミーレブス、ラクサ、ナン、カレー程度の常識的なものならわかるが、その程度だ。

 お店のメニューには知らない名前の料理がたくさん並んでいた。こういう時、無難に知っているものを選ぶということもできるが、知らないものに出会ったら試してみたくなるのが私の性分である。それが何かはまったくわかっていなかったのだが、とりあえずTHOSAI(トーサイ)というのが目に入ったので頼んでみることにした。

 お店の人はトーセみたいな発音をしていた。フランス語の影響もあるのだろうか。

 やってきたのが上の写真のような大きな三角形のものである。

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 頼んでみたのはトーサイ・アヤム・マサラと書いてあったもの。お腹が減っていたので、値段からお腹を膨らせるくらいのボリュームを想定したみたのだ。とはいえ、AYAMは鶏肉、MASALAは香辛料から作った日本で言うところのカレーだということは知っていたので、それらが具材などで使われているのは予期していた。

 トーサイはいうなればクレープみたいなものだった。ただし甘くないし、外側は若干パリッとしている。インド風ガレットと言ったほうがよいのかも知れない。その中に細かくした鶏肉の料理が詰まっていた。なるほど、プレーンというのを頼んだらこの中身がないクレープだけが出てくるのだろう。そしてマサラがついていたら、このカレー付きのが出てくるらしい。

 とりあえず挑戦してみてよかった。とても美味しいし、食感もまた楽しい。

 まぁ私が無知であっただけではあるのだが、いろいろな知らないものに出会って見識を広めたりチャレンジしたりできるのは、旅の大事な楽しみであり、目的の一つだと思う。

【写真】2018年11月
【文章】2018年12月

  
プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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