最果志向 ~放浪家坂木さんの足跡~

この数十年の放浪履歴を元に思ったこと・感じたことなどを訪問者の目線で綴る『旅エッセイ』ブログ。たまに自作の音楽の紹介。

福建省

【坂木より】
2016年6月2日開設。現状一日1~2記事の更新です。皆様と『最果(さいはて)志向』と『漂泊の思い』を共有できれば幸いです。たまに昔作った音楽も公開しています。

福田五星の三輪車

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 福建省泉州にて。

 中国に『福田五星』というメーカーがある。バイクベースの三輪車や電動の三輪/四輪自動車を作っている会社だ。

 古い会社の古いモデルというわけではないはずだ。しかしオート三輪が街を闊歩していた時代を知る人ならば、懐かしさを感じるフォルムではないだろうか。もちろん福田五星はこのデザインの車輛だけではないが、他にもどことなく昭和の町を思い出させるようなデザインをしばしば見かけた。もしかしたら、若い世代には、逆に斬新に見えたりもするのだろうか。

 日本では四輪の方が性能と価格とのバランスが良くなっていったため、三輪車は衰退した。しかし中国でも他のアジア圏でも、いろいろなタイプの三輪車が活躍しているのを見ると、なぜ日本がほぼ絶滅してしまったのか、不思議に感じたりもする。政策とか法規制とか、いわゆる国策が原因ではなかったのか、と思ったりもする。




【写真】2019年1月
【文章】2019年12月

逃した栗は大きかった

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 その日、私は大阪から東京経由で厦門に飛び、厦門の空港から、そのまま厦門の市街には行かず、泉州行きのバスに乗って、泉州市までやってきた。初の泉州市、初の福建省だった。

 バスが到着したのは泉州航空飯店というホテルの前だった。この日の宿は予約していたが、ここから1~2㎞ばかりあるようだった。私の旅では、新しい街に来たら、その雰囲気を感じるために、まずはぶらぶらと歩いてみることも多い。ちょうど良い機会なので、フラリと歩いて、この日の宿まで向かうことにした。

 歩き始めてすぐ左側に、写真のような大きな栗を売っている店があった。蒸した栗だろうか。子供の拳くらいはある大きな栗に、少し気持ちが惹かれた。

 だがこの時はまだ投宿もしていないのでキャリーバッグも抱えている。泉州の名物だったら、きっと宿の近くでも売っているだろうし、後に来ることもできる。まずは投宿して落ち着こう、また機会もあるだろうということで、スルーしてしまった。

 だが結果だけ言うと、この後も泉州市内ではほとんど蒸した大栗には出会わず、また市内を巡って宿に戻った後でわざわざ栗だけのためにここに来るには疲れていたりして、結局食べそびれてしまった。

 旅の出会いというのは縁やタイミングのものだとつくづく思う。それは人だけでなく、モノや場所や事象であっても同じで、出会った時に直感的に行動しないと、機会を逸してしまうことも多い。だが、それも悪いことばかりではない。その代わりにできることもある。それに、もし次に訪れることができた時のために、楽しみを取っておいたと思えば良いのだから。

【写真】2019年1月
【文章】2019年12月

厦門の蚵仔煎(牡蠣のオムレツ)

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 蚵仔煎と言えば、日本では台湾名物の牡蠣のオムレツとして知られている。台湾の夜市や食堂街に行けば、見かけないことはないと言ってよい。

 ただし台湾の料理の多くは中国大陸から来たもので、特に台湾島に近い海岸沿いの潮州や福建省をルーツとするものが多い。したがってそのあたりで同様の料理を見かけても、決しておかしいことではなく、むしろオリジナルに近い可能性も高い。

 福建省の厦門の街でも、メニューに蚵仔煎を挙げているお店を多く見かけた。旅先では大当たりの可能性が頭を過ぎってしまい牡蠣を食べるのを控えることが多いのだが、やはり台湾と違うのかどうか、興味のほうが勝ってしまったので、一度食べてみることにした。

 見た目はよく似た感じだったが、少し違うのは、台湾のもののように片栗粉のような粉が入っておらず、純粋に卵焼きに閉じ込めただけのようだ。そのせいで食感が異なるだけでなく、味もしっかりしているように思えた。上にかかるソースも台湾ほど甘酸っぱくなく、それが牡蠣の味を余計にしっかり感じさせる。これはこれで悪くない、どころか、こちらのほうが美味しいかも。

 色々な場所を訪れると、文化の繋がりに気付くこともある。新たなモノに出会うと、今まで見てきたモノの見え方が変わったりもする。一つの事や物等を極めるのも良いが、その周囲や他を知ることで、繋がりを発見したり視野を広げたりすることも大切なのだろう。

【写真】2019年1月
【文章】2019年11月

泉州市の山上の国姓爺

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 日本でもそうだが、時折山の上などに巨大な像などが立っているのを見かけることがある。昔はたいてい「何だろう/誰だろう」と思いながらも分からず仕舞いということが多かったが、昨今ではスマホなどによって、その場で調べることさえ容易である。便利になったものだ。

 写真は福建省の泉州市の街からよく見えた山上の武将の像。どうも鄭成功らしいなと思って調べてみると、やはりそのようだった。地図を確認してみるとその方角には泉州鄭成功公園があった。私は訪れる機会を逸してしまったが。

 鄭成功については以下の過去記事でも触れているので詳細の説明は割愛させて頂く。


 鄭成功は台湾にとっての歴史上の偉人であるが、漢民族最後の皇帝を守って最後まで戦った彼は漢民族にとっての民族的英雄とも言える。特に台湾とも繋がりが深く、その大陸側の足掛かりともいうべき福建省では、特に深く敬愛されているようだ。厦門でも巨大な像が立っているところがある。

【写真】2019年1月
【文章】2019年10月

厦門のイチゴミルクザク

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 厦門の目抜き通り、中山路をぶらぶらと歩いている時だった。草苺牛奶の文字と絵が目に入った。いわゆるイチゴミルクである。なにやらスイーツのお店のようだ。

 酒飲みは甘党ではないことが多いらしいが、私はお酒も飲むし、甘党でもある。特にイチゴ系のスイーツには目がない。値段が高くなければ、とりあえず買ってしまうことも多い。

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 よくみてみると、FROM TOKYOと書いてあるし、日本語も書いてある。どうやら日本発のお店らしい。

 後に調べて知ったことだが、こちらは『クロッカンシュー ザクザク』という、国内では東京・大阪・福岡・熊本などにお店を構える日本のお店。ただし私はこのときは知らなかった。ちなみに国外は中国や台湾・タイなどを中心に30店近く展開しているらしい。(2019年現在)

⇃こちらが公式サイト


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 わざわざ中国に来てまで日本のものを…と思わなくもない。基本的に旅に出たらなるべく現地の人が食べているものを食べてみたいと思う。しかし絶対に和食を食べないというルールを自らに強いたりもしないし、旅では直感的に食べたいと思ったものを食べるスタイルだ。

 そんなわけで、とりあえず買ってみた。イチゴミルクザク、20元(=300円程度)。現地の飲食物の相場からするとかなり高いものだが、まぁたまには小さな贅沢も悪くない。日本の感覚なら、妥当な線だろうとは思う。

 外側はカリカリザクザク、中はふんわりクリームで、確かにイチゴの味と香りがする。シュークリームのフライ?みたいな感じ。美味しいので瞬殺してしまうが、とりあえず甘い。


 これも後にわかったことであるが、日本にあるお店も私がよく行く範囲には無いようなので、結局ここで体験しておいたのも悪いことではなかったようだ。

【写真】2019年1月
【文章】2019年9月
  
プロフィール
管理人:坂木
ただ行けるところまで行ってみたい。何もなくても構わない。何もないことを見に行く。そんな性癖を勝手に最果(さいはて)志向と名付けた。
職業は会社員。休みのたびにあてもなくフラリ旅に出てしまう。



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    2016/6/2開設