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 今や都市部では電動バスや電動バイクが闊歩している中国。2010年頃より、世界中の空港で写真のような電動カートなどをよく見かけるようになっているが、電動化がものすごい勢いで進む中国の空港でももちろん運用されている。ちなみに上の写真は遼寧省大連の空港のもの。

 こういったカートは空港だけではなく、広い観光エリア(景区)内の移動などにも広く使われているのを見かける。

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 同じく大連の空港にて。
 警察用のカートも運用されていた。上部に青色の回転灯もついているようだ。

 ただ観光地などでもそうだが、こういった電動カートは静かなので、後ろから近づいてきてもわかりにくい。街中で走っているハイブリッド車も低速時はエンジンではなく電動モーターで走るので、気が付きにくいも多い。そのためせっかくの静音動力なのにわざと音を発生させる仕組みが付けるようになっているのもおかしな話だ。が、それほどに我々が車を認識する際に音に頼っている部分も大きいということだろう。

 そういえば、昔の会社で聴覚障害の部下がいたことがある。聴覚障害というのは見た目ではわかりにくいし、その不便さはなかなか想像するのが難しい。しかし耳に頼っている部分に気づかされると、彼らに気を配うべきポイントが見えたりもする。

 こういった点には色々思うこともあるが、話が飛躍してきたこともあるので、また機会があれば書き連ねることにしょう。

【写真】2017年10月
【文章】2019年2月